迷惑かけてごめんね
いま小学校4年生で特別支援学級に通う次男しんちゃんのことを、以前はアメブロで書いていました。
当時は私はカラーサロンをやっていて、カラーのブログでみんなを元気にしたくて、明るい話ばかりを書いていました。
でも心の中は、3歳の次男がしゃべらない・成長が遅いことに焦りと不安でいっぱいでした。
当時のアメブロには、
書いたけど公開できなかった記事がたくさんあります。
これから、当時書いていたことを、このnoteにアップしていきます。
ここから↓
2014年12月19日(次男4歳)
先週から、熱が上がったり下がったりの次男。
保育園に行っては、ものの1時間で呼び出される・・の繰り返し。
おかげさまで、
講座も、出張も、打ち合わせも、忘年会も・・・年末直前の予定は見事に流れ、ただただお家に缶詰状態。
あらゆる方面に、ずぅっっと謝罪していて、私も胃腸の調子が悪くなる始末。
実はもう10年近く、
そんなことを繰り返している。
仕事に穴を空けるたびに、
『なんで私ばっかり』
『やはり無理なんだ』
『こんな思いするぐらいなら、もう辞めよう』
長男を産んですぐの頃の私は、
『子どもがいなければ』とさえ思ってしまうことも。
そんな私の気持ちは、子どもにも伝わっていたに違いなく、長男が6歳ぐらいのころ熱を出した時、
『おかあさん、めいわくかけちゃって、ごめんね』って。
今でもその一言が、忘れられない。
子どもは、全部わかっていたのだ。
私はいったい、何をしていたんだろう。
例え100人に迷惑かけたとしても、
私の一番の仕事は、目の前のたった1人の側に居てあげることなのに。
小さな手をにぎって、
『お母さんが側にいるから、大丈夫だよ』と言えるのは、世界で1人、私だけなのに。
今もこんなことが起こるたびに、落ち込んだり、全部辞めたくなったりすることはあるけど、1つだけ以前と違うのは、子どもに感謝するようになったこと。
だって、
今日はお化粧をしなくてよかったし、
洗濯もたくさんできた。
布団も干せた。
ずっと作りたかった、
米粉のパンを焼いて一緒に食べたり、
一緒にクッキーを作って、みんなで食べられた。
長男の夢『風船だらけの部屋』
めまいがしたけど、20個ぐらい風船ふくらまして、みんなで遊んだ。
言えるようになったこと、
できるようになったこと、
一つ一つの成長をちゃんと見ることができた。
『お休みさせてくれて、ありがとう』
私は今日、一番いい仕事ができた。
今しかできない、大切な大切な仕事。
私にしかできないことに、
たくさん向き合わせてもらえた。
子どもはきっと、大人に大切なことを気付かせるために、熱を出すんだ。
だからそのサインを、
私はきちんと、受け止めてあげたい。
↑ここまで
いま思うこと
この記事を書いたことは、よく覚えています。
長男が2歳から保育園に入れて、PC講師として働いていた私。
代わりをたてられない仕事だったので、本当に大変だった。どうにもならず職場に連れて行ったこともある。
なぜか、
2人ともほとんど風邪をひかなくなった年齢になって、私も夫も在宅での仕事が基本になった。(コロナ関係なく)
「なぜ私ばかり仕事を休まないといけないんだ。」
「私だって代わりがいない仕事なんだ。」
「不公平だ!!」
不満ばかり抱えていたときの長男の「迷惑かけてごめんね」の一言は、今でも忘れられない。
長男はずっと小さいころから、感じていたんだと思う。
具合の悪い6歳の子どもに、こんな気持にさせてしまっていたことは、今でも後悔している。
どんな時も、子どもの1番の味方でいたかった。
仕事なんか、いつだってできる。
お母さんの代わりはいない。
でも、当時は必死で私もそれしかなかったし、夫もそうだった。
今でもあの時、何が正解だったかわからない。
ただ、
保育園児はやたら熱を出すから、仕事との両立はめちゃくちゃ大変だってこと。
誰もがサポートしてくれる両親がすぐそばにいるわけではない、ということ。
そんなお母さんは、罪悪感を抱えているということ。
そして、
小学校にあがるころには、ほとんど休まなくなるということ。