選択理論心理学を学び始めたきっかけ
選択理論心理学を学び始めたきっかけは、保育士/ベビーシッターとして子どもと親御さんに心理学を伝えたいと思ったのが始まり。
選択理論心理学を親御さんが学ぶことで、お母さん自身も楽になり、お子さんへの関わりが変わることで子どもも心身ともに健康に育つと思ったから。
私は、子どもの頃からマイナス思考で「自分は人から愛されない・・・。」と思って過ごしてきた。
両親は仲が良かったし、3人きょうだいで大切に育ててもらってきた。
それなのに、ずっと満たされない毎日を過ごしていて、「生まれてこなかったらこんなに苦しい毎日を過ごさなくてもいいのにな。」と寝るときになるとよく考えていた。
いつも笑顔で楽しんでいる人を見ていると、「なんでそんなに楽しめるんだろう?」と思うのと同時に「なんで、私はそれができないんだろう。」ってしんどくなった。
だから、子どもがそんなことを考えなくてもいいように、そして親御さんや周りの大人が、そんな子どもに気付いてあげられるようになってほしいと思った。
でも、選択理論心理学で親御さんや子どもを助ける前に、まずは自分が学ぶことで私自身の心の健康を取り戻す必要があると思った。
だって、未だにマイナス思考で「自分は人から愛されない・・・。」と思っている自分がまずは変わらないと何も伝えられないから。
選択理論心理学の内容について説明できても実践して変わらないと、親御さんの心に届かないだろうなと、、、
選択理論心理学はすごいと思いながらも、ずっと変われない自分と葛藤してた。
「まだまだ足りない。」と、学んでは足りない部分を見続けて、変わる努力をしてきた。
続けてきてようやく気付いた。
大事なのは変わる努力じゃなくて、心の声に正直になって一歩踏み出すこと。
嫌われたくないから人と距離を置く
嫌われたくないから本音を話さない
人前で泣きたくないから思いを伝えない
上手く伝えられないから話さない
そこを一歩踏み出して、「ありがとう。」って伝えるときに、なんで感謝しているのかを言葉にして伝えることだったり、本当はどういう関係を築きたいのかを正直に話したり、自分の気持ちをつたなくても伝えることだったり、本当は心でやりたいと思っていることをそのまま行動にすることだった。
とても勇気がいることだけど、
恥ずかしいな、迷惑かな、誰もそんなこと求めてないんじゃないかなと思ってできなかった行動をやってみることで、そして、受け止めてもらえたことで初めて自分のままでいいんだって思えた。
そう思えた時にやっと気持ちが軽くなって、これまで見えていなかったことに目を向けられるようになった。
足りないと思い続けていた自分、どんなひどい自分でも受け止めてくれる家族がいること、10年以上仲良くしてくれている友達とか、知り合ったのは最近だけど信じてくれる仲間がいること。
こんなに近くにあったことにようやく気付けた。
こんな風に行動できたのは、やっぱり選択理論心理学を学び続けてきたからだし、そこで出会った人からたくさん愛をもらって、「できるよ。」「大丈夫だよ。」「やってみ。」って私を信じて、背中を押して、見守ってくれて、できたときに「よかったね。」って一緒に喜んでくれる仲間がいたから。
本当に感謝の気持ちでいっぱい。
選択理論心理学を学んで一番幸せになれたのは自分自身かもしれない。
ただ、このことに長い間気付けなかったのは、私が感じていたストレスを誰にも言えず、誰にも気付かれず一人で抱えて過ごしてしまったから、、、
だからこそ、同じ思いを子ども達がしないように、お母さんを通して一緒に学んでほしい。
そして、お母さん自身もしんどさやストレスを感じた時に、私が気づいて助けられる人で在りたいと改めて思った。
だから、これからも選択理論心理学を学び続けて、幸せな親子を増やしていきたい。