経験こそ財産
1.はじめに
先週の日曜日に、オープンの大会に出場しました。大学生なりたてホヤホヤの18歳とミックスを組んで、ファイナル21-19という緊迫した試合を経験しました。私は全く負ける気はしませんでしたが、大学生の子はめっちゃ緊張した!と言っていました。確かに若い時はそうやったなぁーと振り返りながら思うと、緊迫した場面でどんな球を打つかを考えながらプレーする経験も大事だと気付かされました。
今回は、試合で勝つためには技術や戦術だけでなく、これまでの経験も結果に大きく影響されるという内容を記事にしていきます。
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2.なぜ経験を積むことが重要なのか
①緊張への慣れ
練習と試合の大きな違いは、プレッシャーの度合いです。何度も経験ことで、緊張感に慣れ、試合中でも落ち着いてプレーできるようになります。
高校生の大会と社会人の大会と実業団の大会ではまたプレッシャーのかかり具合や試合の雰囲気が全然違うので、いろんな試合を見るのも大切ですね。
②あらゆる場面の対応能力
試合では、予期しない状況が頻繁に発生します。様々な場面に直面することで、対応力が向上し、困難な場面でも冷静に対処できるようになります。特にバドミントンでは、サーブ場面で緊張してミスしてしまうこともあります。どれだけ冷静に自分のこと、ペアのこと、相手のことを分析しながら次のプレーを予測できるかも大きな鍵となるでしょう。
③勝負の勘
実戦経験を積むことで、今は守る時、ここは思い切って攻めよう!などと場面によって戦い方を変えることができるようになります。その判断が正しいかどうかはやってみないと分かりませんが、経験を積んでいくことによって、この勝負の勘がより冴えて働くことが増えてくると思います!
3.試合で得ることのできるもの
実際の試合では、普段の練習より緊張感があるのでいつも以上に体全体を使って動くことが多いです。なので試合後にどっと疲れることもあるでしょう。試合の後半で体力がなくなってきたと感じながらプレーするのも経験値を上げる重要な項目の1つです。開始1分と試合最終局面では戦い方は全く違うはずです。こういった考えは、試合でしか培えないものだと私は思っています。
プロの試合でも、あと1点が取れず相手に連続ポイントを許してしまって逆転負けをする場面もよく見られます。追う側より追われる側の方が精神的にはしんどいかもしれません。ですが、追う側もあと1回でもミスしたら負けてしまうため、相当なプレッシャーがかかっています。
こういう緊迫した場面を何度も乗り越えたり失敗したりしながら自分の戦い方を身につけていってください。
4.経験値を上げていくために
経験値を上げるためにはまずは公式戦にたくさん出場しましょう。直近にない人は、オープンなどのふわっとした大会でもOKです。できれば普段の練習場所とは違うところで試合をしてください。
いつもと違う場所でいつもと違う相手と勝ち負けを争うのはかなり緊張します。最初はうまくいかないことも多いですがとにかく何度も挑戦し続けることで、勝てる兆しが見えてきます。
そして、普段の練習でもしっかり自分を追い込みましょう。意図的に自分にプレッシャーをかけ、あと1点を取りに行く場面を想定して練習します。そうすることで、より丁寧なプレーになったり思い切ったプレーをしたりと自分がどんなプレーをするのか冷静に見極めることのできる機会が増えます。これはおすすめですので、ぜひやってみてください。
5.まとめ
試合で培った経過をどう生かすかが非常に重要です。特に、失敗したときに負けた原因をしっかりと分析しましょう。
このとき、「他責思考」にならないよう気をつけましょう。〇〇があそこでミスしたから負けた、今日はアンラッキーだっただけ...などと自分のことを顧みず、他人や環境のせいにしていると、その負けから何も学ぶことができません。そしてまた失敗を繰り返してしまいます。
しっかりと自分の中で納得できる理由を見つけそこを改善するためにまた練習するという意識の積み重ねが、メンタル強化につながります。
接戦の試合で勝つためには技術や戦術だけではなく、これまでの経験が大きく左右されます。とにかくたくさん試合に出て、プレッシャーに打ち勝ったり戦い方を柔軟に変えたりできるようになり、負けにくい戦いができるようになってきます。
今回私が組んだ大学生はこれからもっと伸びていくでしょう。先が楽しみだなぁと思う1日でした。
スポーツに限らず、どんなことでも経験から得られるものは大きいと思います。みなさんにとっての貴重な「財産」となるでしょう!
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