徒然麻雀bar日記

社会の荒波にもまれ仕事にまいぼつする中で酒クズになりさがっていましたが Mリーグ202…

徒然麻雀bar日記

社会の荒波にもまれ仕事にまいぼつする中で酒クズになりさがっていましたが Mリーグ2020を見て何年かぶりに猛烈に麻雀熱に目覚めたアラサー 麻雀と酒の記事を書くで書くで書くでー

最近の記事

十角館の殺人その最後の謎

絢辻行人・十角館の殺人。名作ですよね。 HULU版ドラマが大プッシュされていて観たのですが、こちらも大層良かったです。 それで、本格ミステリとしてはどうでもいい話なのかもしれませんが、個人的に想像を巡らせてきた謎が一つあるんすよね。 以下ネタバレを含みます。 それは、原作では、犯人の動機となったAの死について、犯人が考えていたようにミス研メンバーに断罪されるべき責任があったのか(たとえば無理やり酒を飲ませたとか非日常に酔いしれて救助を呼ばなかったとか)、それともそんなものな

    • 近代麻雀付録 Mリーグ2024年4月12日第1試合東4局を考える

      近代麻雀の今月の付録(河野直也プロ監修)の亜樹プロの局のとこで、二つ仕掛けている太プロに通りそうに見える47sをダマにしたという話が取り上げられていました 最近の自分はといえば、龍龍の大会に出ることになったりして自分で打つ麻雀に急にまた興味が出てきたところだったので、いい機会だから永遠の初級者の自分なりに、色々考えてみようと思います やはり、興味あるプロの対局や監修を考える方がやる気がでますからね なお、対局はMリーグの2024年4月12日第1試合ということなので、せっかくだ

      • Mリーグ2023ドラフト予想

            第1 今年の傾向 2021ドラフトを一言で表せば「華」、2022ドラフトを一言で表せば「実」。そう、Mリーグのドラフトには毎年明確な傾向がある。各チームが示し合わせたわけではないだろうけれども、その時のMリーグに不足している属性の選手を採れば人気が出る可能性が高いため、不足している属性を分析した結果どのチームも似たような傾向になるのではないかと思う。 今のMリーグに足りなくなりつつある属性、すなわち、2023ドラフトの傾向は、「若」だと予想する。 第2 ドリブンズ

        • 風林火山IKUSA

          昨日、EX風林火山は、「風林火山IKUSA」というプロジェクトを発表しました。 プロジェクトの副題は、スペシャルスパーリングパートナー(SSP)選考会もしくは新入団選手オーディション(公式スライド1p)。 プロジェクトの概要は、チーム力強化のため、SSP選考会を行い、Mリーグ2022ー2023シーズンの終了後に、総合的な判断として現所属選手のうち契約を更改せず、欠員が出た場合、同選考会は新入団選手のオーディションに切り替わる(公式スライド2p)とのものです。 僕がEX風林火

        十角館の殺人その最後の謎

          最強戦、Mリーグ指名、天下餅

          来たる12月10日・11日、最強戦2022ファイナルが行われる。 多井隆晴がつき、瀬戸熊直樹がこねた天下餅を喰らう者が、いよいよ決まる。 優勝賞金も高額だし参加人数も多い。もちろん近代麻雀での扱いも大きい。 最強戦といえば、「今年の」最強という最大風速を競う一発勝負の大祭として、長い間麻雀史を彩ってきたビッグタイトルですよね。 もともとビッグタイトルなんすけど、それにしても今年の最強戦は空前に価値が跳ね上がってるなと思います。 きっかけは、令和の天下人・多井のたかちゃんが最強

          最強戦、Mリーグ指名、天下餅

          麻雀プロと麻雀のプロ

          麻雀界隈では、定期的にプロの定義が話題になる。 私は、「麻雀プロ」と「麻雀のプロ」は別な定義だと思う。なるほど確かに、各麻雀プロ団体に所属すれば麻雀プロを名乗ることになる。けれどもそれはあくまで、日本プロ麻雀連盟、最高位戦日本プロ麻雀協会、日本プロ麻雀協会など麻雀プロを称する団体に所属して麻雀プロの肩書きを名乗るという話であって、そのことからただちに、実質としても麻雀のプロであるということにはならない。 なので、麻雀プロ団体に所属する麻雀プロ以外の人の呼称をアマとすることにつ

          麻雀プロと麻雀のプロ

          リングとスポンサー

          久々に麻雀以外の話を。 ボクシング…かはともかく、皆さんは、格闘技のジムの会長の仕事で一番大事なことってなんだと思いますか? 自分は、選手の育成や新人の発掘、スポンサーを集めてくるのもさることながら、一番大事な仕事は、スポンサーを廻すことだと思うんすよね。 廻す。なんかかっこつけた言葉を使ってしまいましたが、要は、スポンサーに気持ちよくなってもらいつつ、ジムの経営者じゃないんだぞと分を弁えてくれるように上手に誘導し、一般のファンの高揚を絶対に阻害させないことが、ジムや選手の継

          リングとスポンサー

          オムライスとトンカツ

          子供の頃からオムライスが大好きだったんだけど、この数年は、どこでどう食べても胸焼けや胃もたれを感じるようになった。 俺はそれを、最近はどの店も味付けが濃くなったな、昔の味付けのオムライスが食べたいなとか思ってたんだけど。でもたぶん違うんだよな。昔から、オムライスの味付けは濃かった。 変わったのはオムライスじゃなくて俺の方だ。要するに、胃腸なり味覚なり俺の身体が衰えたが故に、オムライスという暴力的な食べ物を受け止めきれなくなったのだ。だから、世の中にどんなオムライスが出回ろうと

          オムライスとトンカツ

          麻雀マニアの本質

          Mリーグが始まって、麻雀の頭脳戦の側面、eスポーツとしての側面に強いスポットライトがあたるようになりましたよね。もちろん、その面は麻雀の重要な一面で、賭博イメージからの脱却においては特に強調されるべき面なのかもしれません。 でもですね。頭の良さを競うためのゲームって、将棋でもチェスでも、他にもっと適したものがいくらでもあるじゃないですか。むしろ、麻雀というゲームは、ベット額を変えられず、リーチ後は何もできなくなる(しかもリーチめちゃ強なのでせざるを得ないことが多い)ので、不完

          麻雀マニアの本質

          新・科学するオカルト

          令和4年現在。世はまさに、大デジタル時代。そんな中、TLに吹いた運量についての一陣の風。なんかめちゃくちゃ面白かったので、ギリギリありえそうなオカルト論を探したいじゃんねということで、だいぶおふざけながら、ギリギリありえそうなオカルト論を語ってみたいと思います。 まず、念ずることでツモを変えられるでしょうか。残念ながら、自動卓でも手積みでも、牌山は既に積まれているので、誰にも気付かれずに既に積まれた牌山の牌を入れ換えるためには、①時を止めその間にツモ牌をすり替える、②周囲の

          新・科学するオカルト

          Mリーグと三味線

          前々から、三味線と戦術の線引きって面白いなと思っていて。 今はたぶん、いわゆる手三味線も禁止とするルールが一般的ですよね。 ただ、自分のなかではずっと、手三味線ぐらいは正面から競うことこそが、不完全情報ゲームとしての麻雀の完全な姿に近いのではないかという思いがあったりもするんですよね。 もちろん、各麻雀プロのリーグ戦は、程度の差こそあれ、手三味線も含めた三味線行為をするのは信義に悖るという、ある種「道」的な信念も共有している方々がやっているリーグ戦なので。その中では、構成員

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          風林火山の関ケ原in2022

          Mリーグ2022、いよいよ開幕待ったなし。 我らが風林火山4選手へのエールをば。 松ヶ瀬隆弥選手 俺が風林火山ファンになったきっかけは、なんといってもオーディションだった。特に決勝はめちゃくちゃ熱中して観ていたので、友添さんが走り、小沼さんが猛追する中、終盤に松ヶ瀬さんが逆転して優勝した頃には、俺はもうすっかり松ヶ瀬さんのファンになっていた。 新興団体のRMU所属でいかつい見た目、40歳という年齢。松ヶ瀬さんがMリーグ入りする現実的なルートは、たぶんこのオーディションの優勝

          風林火山の関ケ原in2022

          Mリーグドラフト2022雑感!変化とかエールとか

          Mリーグドラフト2022雑感をばをば。 1.パイレーツの選手の変化朝倉さん、石橋さんが退団し、鈴木優さん、仲林さんが加入。従来のパイレーツの卓外イメージといえば、世界一やさしい海賊団でしたが、仲林さんの破天荒さ、鈴木優さんのけれん味が加わった今、この海賊団を世界一やさしい海賊団と評するのはいささか語弊があるでしょう。世界一危険な海賊団?うん、さすがにそれは言い過ぎか。それでも、どこかに、ヴィンランドサガのヨーム海賊団のようなリアルな攻撃性を感じさせる海賊団になったように思い

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          おっさんの覚悟

          昔知り合いがやってるボクシングの興行を見に行ったときにさ。 30歳もとっくに越えてるのに6回戦かなんかのおっさんがいたんだよね。世界チャンピオンを狙うような天才じゃあるまいし、普通のボクサーとしちゃロートルもいいとこだ。んで、そんなおっさんのことなんて、普通はまあ、誰も見向きもしない。声援だってほとんどない。でもこのおっさんは違った。おっさんには一大応援団がついていて、複数ののぼりが出ていた。トランクスにも、ところ狭しとスポンサーの名前が刺繍されていた。 俺は驚いて、おっさ

          おっさんの覚悟

          THEMATCH2022メイン以外の感想

          あまりにも武尊天心に感動したので、他の試合の感想も少々。 (前回) https://note.com/mahjonjollyroger/n/n2f74917f22a3 第2試合:志 朗 vs 玖村将史 値千金のダウンで、玖村の勝ち。ダウン以外、志朗はいつものように実にうまく立ち回っていたので、実に値千金のダウンだった。根性見せたなあ玖村。 第4試合:風 音 vs 黒田斗真 俺は黒田が好きだ。彼の大砲のような、それでいて大変に美しい左ストレートも、そのストレートを繰り出す

          THEMATCH2022メイン以外の感想

          君は酒を作るときに喋るか?

          今日では、酒を作っている間は一切喋らないというバーテンダーは少数派だ。 大多数のバーテンダーは、器用に酒を作りながらも少しずつ、お客さんと話すだろう。 少し注意深く観察してみると、その中にもさまざまなスタイルがあることがわかる。 酒を作っている間は、お客さんに話しかけられたときは応じるけれども、自分からは話しかけない者、話の続きであればそのままその話をする者、そのお客さんから話しかけられれば応ずる者、そして、そんなこと言ってたらいつまでたっても話せないので、酒を作りながらも委

          君は酒を作るときに喋るか?