福地誠の「麻雀論考」第30回　なぜ運ゲーを見て面白いのか

※本記事は麻雀界124号に掲載されたものです。

上位と下位が入れ替わる

　先月号にも紹介されていたように、５月に２０２０年度Ｍリーグの決着がつきました。
　これでＭリーグは開始から３年経ちました。気になるのは年度ごとのチーム別成績があまりにも安定しないことです。
　２０１８年、優勝は赤坂ドリブンズ、２位はＥＸ風林火山でした。
　その２チームは翌年には７位と８位で第一次敗退しました。
　前年の１位と２位が翌年には７位と８位になったのです。
　そして２０１９年の優勝はユーネクストパイレーツ、２位はセガサミーフェニックスだったのですが、それが翌２０２０年には、またしても７位と８位で第一次敗退しました。
　２年連続で前年の上位２チームが翌年の下位２チームになっているのです。
　この結果だけ見ると、麻雀に実力なんてあるのか？
　運だけじゃないか？
　そんな疑問がわいてきます。