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麻雀徒然草 第15回 ルールに歴史あり

日本プロ麻雀協会代表理事、五十嵐毅が徒然なるままに書き綴った麻雀エッセー。
麻雀競技に人生を捧げてきた中で彼が感じたものとは――

※本記事は麻雀界113号に掲載されたものです。

 今号の6Pページで特集されていると思いますが、本誌編集長より「ルールや審判の裁定について聞きたい」と申し出があり、僕と高見沢治幸さん(麻将連合)が色々と語ってきました。
 このとき、「Mリーグの対局では、各プロ団体の代表が紋付袴を着て見届け人として各選手の後方に座り、何かトラブルがあったら協議して裁定を下すのがいいと思う」と力説したんだけど、ちゃんと記事になっているかな? 
 冗談だと思われたんじゃなかろうか。実は真剣にいい案だと思っているんだけど。
 連盟の森山会長と最高位戦の新津代表と僕と…RMUは多井代表が選手だからなぁ…コワモテの河野さんかな。この4人で四方を囲んで何かあったら協議。
 裁定が下されるまでけっこう緊張感があるだろうし、画面映えのする絵面だと思うんですが…。
 「大相撲のパクリじゃないか。おまえがやりたいだけじゃないのか」
という声もありますでしょう。
 ハイ、そうです。
 「ただいまの協議についてご説明いたします。U‐NEXTパイレーツ・朝倉康心選手の晒し間違いについて誤フーロのまま続行か、打牌前なので訂正できるのか協議しました結果…」
 一度やってみたいものです。

順位ポイントの変遷

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