日本麻雀百年史 その17
【第十二章】 大衆麻雀のバリエーション
本章では、戦後の営業麻雀の推移を眺めておきたい。
昭和23年(1948)に「風俗営業取締法」が施行された。これ以後、麻雀店はこの法律の規制の枠内で営業していくことになる。
この時期、業界の全国組織はできておらず、大阪で昭和21年(1946)、東京でその翌年、麻雀組合の連合会ができた。
昭和27年(1952)、大阪は戦前行われていた賞品制麻雀の許可申請を出し、同年それが認められた。
それから10年後、福岡でも賞品制麻雀をやろうとしたが許可が下りなかった。
昭和41年(1966)、全国組織である全国麻雀業組合総連合会は、大阪で行われている賞品制麻雀の全国的実施、飲食物(酒類を含む)の提供を陳情した。
ところが岡山で、昭和44年(1969)、賞品制麻雀の遊技方法の返上を警察から求められるという事件が起きた。
岡山県麻雀業組合連合会は、その警察からの申し入れをあっさり受けてしまったので、それ以上の問題とはならなかった。
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