見出し画像

五十嵐毅のエッセイ「麻雀徒然草」 第7回 カンなんていらない

※本記事は麻雀界105号に掲載されたものです。

できないカンって何?

麻雀のクイズや試験問題でよく見かけるものがあります。(下図)

図A 一二三④⑤⑧⑧333345 ツモ6 3アンカン
図B 五六七⑦⑧⑨1113444 ツモ1 1アンカン
図C 1112345688999 ツモ9 9アンカン

 リーチをかけた後、この形でカンできますか? というヤツですね。
 みなさん、わかりますか?
 図Aはそもそもツモった牌とはちがう牌をカンしようとしてます。リーチ後のアンカンの定義として「ツモった牌で、牌姿が変わらないもの」というのがあります。これに抵触していますね。
 こういったものを「送りカン」といいます。シュンツを1目送り込むということでしょうか。この送りカン、おそらく全国どこでもリーチ後はできないと思います。

ここから先は

2,005字

¥ 200

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?