一手変わり四暗刻聴牌のリーチ判断

研究代表者　nisi
研究協力者　とつげき東北、みーにん

１．はじめに

今回はこちらの記事に似てる内容にしました。

前回はツモり四暗刻聴牌のリーチ判断についてシミュレーションで調べました。今回は、一手変わりで四暗刻になる牌姿（確定三暗刻聴牌・暗刻2つの一盃口聴牌）について、同じようにリーチとダマのシミュレーションをして、優劣を調べます。

２．シミュレーション条件等

〇想定捨て牌

対面1巡目中ポン打東
対面2巡目1sチー打3s

〇牌姿種類

・牌姿1…確定三暗刻・69s両面

・牌姿2…確定三暗刻・58s両面

・牌姿3…確定三暗刻・47s両面

・牌姿4…確定三暗刻・カン8s

・牌姿5…確定三暗刻・カン7s

・牌姿6…確定三暗刻・カン6s

・牌姿7…暗刻2つの一盃口・69s両面

・牌姿8…暗刻2つの一盃口・58s両面

・牌姿9…暗刻2つの一盃口・47s両面

・牌姿10…暗刻2つの一盃口・カン8s

・牌姿11…暗刻2つの一盃口・カン7s

・牌姿12…暗刻2つの一盃口・カン6s

〇ドラの有無による分類
・打点１…ドラ1p（ドラ0の場合）
・打点２…ドラ1pで、5mの暗刻のうち1枚が赤の手牌（ドラ1の場合）
・打点3…ドラ7p（ドラ2の場合）
・打点４…ドラ1m（ドラ3の場合）

〇他家攻撃による分類
対面について、非リーチ門前・2副露・リーチ（2巡目）の3パターンを調べる（上家下家は非リーチ門前で固定）。

〇巡目による分類
4巡目・7巡目・10巡目・13巡目の4パターン

〇親子による分類
自分南家（自分子）or西家（相手親）or東家（自分親）の3パターン

〇点棒状況による分類
・トンパツ
・南1・平ら…南1局で全員25000点持ち
・南1・4万・トップ…南1局で（自分）40000点・30000点・20000点・10000点の並び
・南1・1万・ラス目…南1局で（自分）10000点・40000点・30000点・20000点の並び

〇その他仮定
・チップありの場合について、一発・赤・裏にチップ1枚がつく（役満賞との複合あり）。役満のアガリ（数え役満も含む）について、ツモ4枚オール、ロン6枚の役満賞がつく。
・0本場供託0本

具体的には以下のような表を作成します。

こちらの表は現局の結果関連のデータを示したものです。表の見方は、行方向が巡目・対面攻撃・ドラ・牌姿種類による分類で、列方向について、リーチとダマそれぞれについて、アガリ率・ツモアガリ率・局収支・アガリ時平均得点・チップ平均枚数（トンパツの場合。現局だけでなく、次局以降のチップ平均枚数も込みの数値）の5データ×2と、リーチダマ間の局収支差・チップ枚数差（リーチからダマを引いた値。数字がプラスであればリーチ有利、マイナスであればダマ有利を表す）の2データを表記しています。

こちらの表はトータルポイント関連のデータを示したものです。表の見方は、行方向が巡目・対面攻撃・ドラ・牌姿種類による分類で、列方向について、4つの点棒状況それぞれについて、チップ考慮無しの半荘収支差・チップ1枚5ptの場合の半荘収支差・天鳳段位pt差（リーチからダマを引いた値。数字がプラスであればリーチ有利、マイナスであればダマ有利を表す）の3データ×4を表記しています。

これら2枚の表が自分子・相手親・自分親の場合の3セット分用意しています。以下、有料部分で表掲載と分析をしていきます。

３．自分子の場合の一手変わり四暗刻リーチ判断（シミュレーション結果）

まずは、自分子の場合について、現局関連データの表から見ていきます。下表になります。