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序盤リーチのソバテン危険度
研究代表者 nisi
研究協力者 とつげき東北、みーにん
1.はじめに
今回は、リーチに対する危険度読みの話です。主に宣言牌のマタギ筋に関して、終盤になるほど、344mなどの複合塔子が入っている可能性が高まる一方、序盤は複合塔子の形が入る前に聴牌するケースが多いので、マタギの危険度は下がる、という仮説があります。手持ちのデータの中に、この仮説を裏付けられるデータがあったので、今回はそれを紹介しようと思います。
2.牌譜解析条件
・リーチがかかった瞬間を調査対象とする。
・すべての数牌について、リーチ者のアタリ牌になっている確率(アタリ牌になっている回数÷総回数)を調べる。
・巡目、リーチ宣言牌種類、対象数牌が宣言牌と同色(or他色)であるかどうか、対象数牌の数字、筋か無筋か、で分類する。
3.無料部分でちょい見せ(4切りリーチの同色無筋3の危険度)
一例として、4切りリーチの場合の、同色無筋3牌の危険度が巡目によってどのように変化するのかを示したのが下のグラフです。(比較対象として、他色筋3と、他色無筋1も同時に掲載。)
同色無筋3牌(濃い青色)に注目すると、巡目が遅くなるにつれて、他色に比べて危険度が大きく上昇していることがわかります。最初に述べた仮説通りの結果になっています。
特に面白いのが、巡目が浅い(5巡目)場合で、同色無筋3牌が、他色筋3牌よりも危険度が低くなっている点です。
つまり、このような状況の場合、
自分手牌2p3p7p8p2s3s5sツモ8m ポン中中中 ポン3m3m3m
ドラ北
他家捨て牌西1m東6s(リーチ4p)
5巡目なら、筋の3s(危険度5.1%)よりもマタギの3p(危険度4.1%)のほうが通しやすいということです。
これは、あまり知られていないのではないでしょうか?
以下、有料部分では、他の場合の具体的な危険度の数値をまとめた表と、牌の危険度の序列表を掲載していきます。もし、ご興味をお持ちになったようであれば、記事を購入していただけると嬉しく思います。
4.4切りリーチの危険度表・序列表
4切りリーチの場合の巡目、数牌の色(同色or他色)、無筋か筋か、数字別の危険度をまとめたものが下表になります。
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