三色がからむ牌効率

研究代表者　nisi
研究協力者　とつげき東北、みーにん

１．はじめに

こちらの記事に似た内容にしました（内容は独立してるので、前回記事は読まなくても大丈夫です）。

前回は有効牌2枚引き入れたら一通完成の手牌で、一向聴～二向聴の牌効率を見ました。今回は、手役が三色になった場合に同様に、2枚欠けてる一向聴～二向聴の牌効率について、局収支の観点でシミュレーションで調べてみました。

２．シミュレーション条件等

〇想定捨て牌

〇数牌の下（三色部分）
123三色・234三色・345三色それぞれについて、2枚欠けさせる9×3=27パターン

・123三色

・234三色

・345三色

〇ピンズの上の形（2パターン）

788p（両面対子）・889p（ペンチャン対子）

〇ドラ枚数（3パターン）
ドラ0（ドラ6m）
ドラ1（ドラ6m＋5s赤）
ドラ2（ドラ5s（123・234三色時）・ドラ1s（345三色時））

〇巡目
4巡目・8巡目・12巡目

具体的には以下のような表を作成します。

表の見方は、行方向が三色の形・ピンズ上の形・ドラ枚数・巡目による分類で、列方向が（局収支的に）最善の打牌と局収支・次善の打牌と局収支・3番目にいい打牌と局収支です。表の色分けについて、打牌については三色を見切る打牌を赤色、ピンズ上複合搭子から1枚切る打牌を青色、ソーズ雀頭落としを黄色に、ソーズ78s単独両面落としを緑色に塗りました。また、局収支について、最善⇔次善の間と、次善⇔3善の間の局収支差が200点以上の場合オレンジ色に、100~200点差の場合黄色に、100点以下の場合塗りつぶしなしにしました。

例えば、123三色・ピンズ両面対子・ドラ0・4巡目の場合、最善となる打牌は以下の通りになります。
・三色面子が2シュンツ1孤立の場合、孤立を切って三色見切るのが最善
・23m23p123sで両面確定の場合、三色が絡まない78s単独両面を落とすのが最善
・13m13p123sなど愚形ターツ×2で三色確定の場合、三色が絡まない78s単独両面を落とすのが最善
・23m13p123sなど両面＋愚形で三色不確定の場合、788p両面対子から8p切ってターツオーバーに受けるのが最善

以下、有料部分で表の残りの部分掲載と分析をしていきます。

３．三色がからむ牌効率（シミュレーション結果）

それでは、最善打牌とか局収支の表を見ていきます。下表になります。