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456牌の序盤捨て牌の周辺牌切りの危険度
研究代表者 nisi
研究協力者 とつげき東北、みーにん
1.はじめに
前回に引き続き、456牌の牌の危険度の話をします。
前回は、カベ効果について調べました。今回は、456牌の序盤捨て牌の周辺牌が切られている場合(端寄り数牌でいうと序盤捨て牌の外側に相当する)の牌の危険度を牌譜解析で調べます。
2.牌譜解析条件等
・あるプレイヤー(以下、自分とする)のツモ番を調査対象とする。
・自分以外の誰かがリーチしている(以下、リーチ者とする。複数人リーチしているときは、それぞれのリーチ者に対して判定する。)
・自分の手牌にあるすべての数牌(以下、危険牌とする)についてそれぞれ判定する。
・危険牌が現物でない。
・以上条件に当てはまった総回数と、危険牌がリーチ者のアガリ牌となった回数をカウントする(アタリ回数÷総回数を危険度として算出する)。
・巡目別、危険牌の数字別、外側のスジに関する情報別、内側のスジに関する情報別に分類する。
外側(内側)のスジに関する情報について(5牌については便宜上数字が小さいほうを外側として扱う)
以下の6パターンのいずれかに分類する。
・6巡目までに1つ隣・2つ隣の牌が切られていない。
・3巡目までに1つ隣の牌が切られている。
・3巡目までに2つ隣の牌が切られている。
・4~6巡目に1つ隣の牌が切られている。
・4~6巡目に2つ隣の牌が切られている。
・スジ牌が現物(片側のスジについて両面待ちがない)
複数条件に該当する場合は、スジ牌が現物>より早い巡目に切られた周辺牌>周辺牌が序盤に切られていない、の順に優先する。
『新 科学する麻雀 実戦問題集』で扱った端寄り無筋牌の序盤捨て牌の外側では、3巡目までに内側が切られた・4~6巡目に内側が切られた・序盤に内側が切られていないの3択だったのが、今回は、同じ内側でも切られたのが1つ隣か2つ隣かについても新たに分類を加えました。
具体的には以下のような表を作成します。
左上が巡目による分類、行方向が危険牌の種類と外側のスジに関する情報による分類、列方向が内側のスジに関する情報による分類で、マスの中の数字が危険牌の危険度です。この形式の表が、巡目について、5,9,14巡目の3種類あります。以下、有料部分で掲載します。
また、9巡目について、牌の危険度のランキングを以下のような表で作りました。
こちらの危険度ランキングの表についても有料部分で掲載します。
3.序盤捨て牌の周辺牌切りの危険度(牌譜解析結果)
それでは、5,9,14巡目の序盤捨て牌の周辺牌切りの危険度が下表になります。
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