nisiシミュレータのひみつ（外伝３-α・染め手モード）

研究代表者　nisi
研究協力者　とつげき東北、みーにん

１．はじめに

シミュレータについてまとめた前回記事

nisiシミュレータのひみつ（機能編）

nisiシミュレータのひみつ（仕組み編）

では、全体的なシミュレータの計算方法を書きました。

今回は、前回記事を補足する各論的な内容になります。今回のテーマは染め手モードです。
各論について以前の記事がこちらです。
nisiシミュレータのひみつ（外伝１・牌の危険度の算出法）
nisiシミュレータのひみつ（外伝２・他家アガリ時打点の決定方法）

前回記事の購入は必須ではないですが、一部話がリンクするところもあるので、併せて読むとより理解が深まるかもしれません。

最近、染め手への対応について、かなり大がかりなシミュレータ改修をやっていました。とりあえずプログラム書くのと、動作確認まではできました。テストは十分と言えるほどはやってないので、バグが残ってる可能性があるのと、一通り動かせるものができた段階なので、細かいところは考慮できていない要素がある（一例を挙げると、ドラ関連の放銃率とか）のと、実際の牌譜との突合せで検証はまだ手を付けられていない（というより検証のやり方がよくわからない）、などという事情から、差し当たっては染め手モードに関する考え方のみを先に記事にしておこうと思いました。

詳細なアルゴリズムとか、個別のパラメータなどのデータは現在のところ載せておりません（そういう意味でタイトルに「-α」をつけた）。その分、記事の値段は一連のシミュレータ関連記事よりは引き下げています。確約はできませんが、今後、染め手モードの仕様がきちっと固まるとか、具体的な牌姿例を挙げるとか、検証をやったとかになったらこの記事に追記する（増えた記事の内容に応じて値上げする）かもしれません。なので、値段の安いいまのうちに買っておくとお得になるかもしれないです。（再度になりますが、追記するかの確約はできません。）

２．染め手モード・総論

それでは、シミュレータ（前回の記事で言う新nisiシミュレータ）の中で、今回染め手関連で付け足した設定について、まずは項目を箇条書きで述べていきます。