【雀荘】メンバーの待遇2
※本記事は約9年前に他のブログで書いた内容を面倒くさいので一切加筆訂正せずに適当に分割/統合してそのままコピペしたものです。シリーズで何話か続きます。昔に書いた昔話なので現在の状況と一致していない部分もありますが面倒くさいので修正せずに載せてます。
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前回に引き続きメンバーの待遇ということで、今回は麻雀面での待遇のお話です。
麻雀面での待遇とは、麻雀を打った時の負け(勝ち)金やゲーム代等が自己(メンバー)負担になるかどうかという点です。
※雀荘に行った事が無い人には"ゲーム代が自己負担"って何?という疑問が湧くかもしれませんので念の為説明いたしますと、メンバーが人数合わせで麻雀を打つ際、お客様と同様にゲーム代(遊戯料)を店に払うシステムというのがこの業界では一般的なのです。自分はこのシステムを初めて知った時"なんで仕事(店の都合)で打つのに遊ぶ人(お客)と同様にお金を払うの?"と驚きました。
これも店によってまちまちですが、大きく別けると4つか5つにまとめられるかと思います。
【1.麻雀の負け(勝ち)もゲーム代も全て自己負担】
これが1番待遇悪いお店ですね。例えばゲーム代600円の店で月に200回(週6出勤するとこれくらい打つ)打ったとすると、12万円のゲーム代を店に支払う事になります。さらに麻雀で負ければ当然その分も赤字にプラス(赤字にプラスって変な表現かな?)されます。
例え月給28万で募集していたとしても、ゲーム代で12万位払うから結局、月給16万相当って事ですね(というよりゲーム代を自己負担するという前提があるので初めから給料が高めに設定されているのですが)。
12時間労働で休みが月に4回(月に300時間以上働く)の正社員。実質の月給が16万ってことは時給に換算すると500円くらいになっちゃいます。
自分が昔働いていた店で、月給33万円、東風戦、ゲーム代500円トップ賞500円(もちろん全て自己負担)というところがあったのですが、1番多く打った月で950回というのがありました。ゲーム代だけで47万5千円。トップも3割くらい取っているのでトップ賞で約14万。合わせて60万以上も店に支払った計算になります。月給の倍のゲーム代を支払いながら働くって正気の沙汰ではありませんね(この月は立ち番の仕事なにもしてないので働いてると言えるのかどうか疑問ですが)。
ま、これは極端な例ですが、いずれにせよ、この待遇のお店では給料を丸々残す事は結構大変です(ゲーム代も含めた麻雀の収支をプラスに出来るメンバーは20人に1人という都市伝説が生まれるくらいです)。
【2.麻雀の負け(勝ち)は自己負担、ゲーム代の一部をお店負担】
これは全て自己負担の店と比べたら少しはましかな、という程度です。お店が負担する金額の事を業界用語で"ゲームバック"と言います(全て自己負担の店の場合「ゲームバック無し」と表現します)。
1ゲームにつき○○円(金額は店によってまちまちです)バックという感じで、給料日に打回数×○○円分返してもらえます。
ゲームバック100円の店で200回打ったら、2万円返ってくる計算ですね。
ゲームバックの金額は100円か200円が大半かと思います(点五の店だと50円とかもあるかも)。稀に打回数100回未満の場合は100円、100回以上になると200円とかゲームバックが変動する店もあります。
また、同じ店でもアルバイトはゲームバック無しで正社員はゲームバック有りという様な待遇の差をつけているお店もあるという噂を聞いたことがあったような気がします。
雀荘の求人に応募する際は電話口で「ゲームバックはいくらですか?」と質問して、少しでも金額の高いお店で働くのが良いと思います。ただ、大抵のお店は「そういった細かい条件は面接でお話しするのでとりあえず面接に来てください」と応えるでしょうけど。
調査したわけではありませんが、ここまでに書いた1と2の待遇のお店が雀荘全体の95%以上を占めると思います。しかも圧倒的に1のゲームバック無しのお店の方が多いでしょう(偏見かなぁ?)。
【3.麻雀の負け(勝ち)は自己負担、ゲーム代は全てお店負担】
ゲーム代"フルバック"と言われるお店ですね。雀荘での負けの大半は"ゲーム代負け"と言われるものなので、フルバックのお店なら給料を丸々残す事も比較的簡単です(平均順位が2.5以下ならプラスになれると思います)。
ただ、フルバックのお店でも、基本給が低めに設定されているトラップが仕掛けられている場合もあるかもしれません。
前回、月給28万だけどゲーム代で12万くらい払わされて実質は月給16万と同じだという例を挙げましたが、フルバックの店でも最初から月給16万という設定なら結局条件は同じという事になってしまいます。
ま、フルバックのお店で働いた経験もありませんし、人づてに詳しく聞いたことも無い(なんせフルバックの店が少ないので経験談を聞く機会も少ないです)ので、この件に関してはかなりの推測を交えて記載している点をご了承下さい。
本来ならばフルバックがあたりまえという業界にならなければいけないのでしょうけど、現実にはフルバックのお店はほとんどありません。この記事を書く前に"ゲーム代フルバック"という言葉でググってみましたが、すぐにヒットしたお店は2件だけでした(チェーン店なので店舗数で言うともっとありますが)。
【4.麻雀の負け(勝ち)もゲーム代も全てお店負担】
これは働いた分のお給料がそっくりそのまま貰えるという事ですね。コンビニとかレンタルビデオ屋とかで働くのと同じ感覚です。麻雀で負けて給料が目減りしたり、逆に勝って増えたりするという事が一切ありません。
麻雀に自信があって勝った分を貰いたいという人は上記のフルバックのお店で、麻雀勝てないけど麻雀に関わる仕事がしたいという人はこちらの条件のお店で働くのがよいと思います。
こちらの条件のお店は実はフルバックのお店よりは沢山あります。と言ってもここ10数年で一気に増えた感じです。既にご存知の方も多いと思いますがいわゆる"ギャル雀"というものが出来た際に広まったシステムです(それより以前もごく少数はあったのでしょうけど)。
ギャル雀が出来た当初は、"麻雀で負けたら給料が無くなってしまうという条件で働く女の子"なんて中々いなかったので、お店側は全額店負担という事で始めたのでしょう。全額メンバー負担と比較すると月に50万~100万くらい店の負担になるのでしょうが、女の子目当てで客が増えれば採算が合うという計算ですね。
今はギャル雀で無くても普通に女の子がメンバーとして働いていますが、その条件が全額店負担なのかどうなのか、その辺りの情報は解りません。最近は女の子といえども全額自己負担や負け分折半という条件のお店の方が多いかも知れませんね。
ギャル雀というカテゴリに属さないお店でも全額お店負担のところは少ないながらも存在します。また、これもここ数年で増えてきたと思われますが、ノーレートのお店では当然のごとくこの条件ですね。
今回ここまでで紹介したフルバックのお店と全額店負担のお店、どうせ雀荘で働くならこのどちらかの条件のお店で働くのが理想なのでしょうけど、こういった優良店というのは従業員の出入りが少ないので、募集している事も少ないのが特徴です(逆に言うとしょっちゅう求人してるところはやばいです)。
さて、最後となりましたが、
【5.麻雀の負け(勝ち)は店負担、ゲーム代は自己負担】
こんな条件のお店は聞いた事ありませんが絶対に無いとは言えないので一応書いてみました。ノーレートのお店でゲーム代自己負担のお店があるというのを小耳にはさんだ事があるのですが、それがこの条件に近いですね。
全額自己負担なら、ゲーム代以上の金額を麻雀で勝てばプラスにすることも可能ですが、ノーレートの店ではいくら勝ってもプラスにする事が出来ないのでゲーム代だけ確実にマイナスになるというはりあいの無いシステムです。
という事でようやくメンバーの待遇について書き終わりました(不十分な点もあるかと思われますが気付き次第、おいおい書いていけたらなと思います)。
次回のネタはまだ決めてませんがなるべく間を空けずに更新していきたいと思います。では。
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