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【雀荘】メンバーの制約/裏メン

※本記事は約9年前に他のブログで書いた内容を面倒くさいので一切加筆訂正せずに適当に分割/統合してそのままコピペしたものです。昔に書いた昔話なので現在の状況と一致していない部分もありますが面倒くさいので修正せずに載せてます。

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メンバーの制約

メンバーが本走する際に「制約」というものが設けられているお店があります。

「制約」とは簡単に言うと、

"ルール違反ではないが、気分を害するお客がいるかもしれないので、メンバーはやってはいけない行為"

の事です。代表的なのは、


・モロひっかけ禁止
・オーラスに順位の変わらない和了の禁止
・役満の包になる可能性のある打牌の禁止


ですかね。自分が経験した事のある制約だと他に、


・オーラストップ目での役有りリーチの禁止
・役満以外で1巡目からの仕掛け禁止
・お客様の一発を消したらオリるの禁止
・途中流局の禁止
・東場の鳴いて1飜和了の禁止(面前ならおk)
・バック(最終形が片和了りの仕掛け)禁止
・店長のリーチがかかったら鳴くの禁止(実話です)


といったのもありました。もっとあった様な気もしますが随分昔の事なので忘れてしまいました。

あと、人から聞いた話ですが、東場で高い手を和了ったり振り込んだりすると、お客が来てもご案内できなくなるからそれを禁止しているお店もあるみたいです。


ただ、この制約というのはお店のルール表などには特に記載されていません(寧ろ、「当店のメンバーには制約ありません」と謳っている店が殆ど)。従業員マニュアル(そんなものない店もありますが)に書いてあるだけなので、お客にはどんな制約があるのか分からない様にしてあるのが普通です。でも、常連客は皆知っているんですよね。きっと、口の軽いメンバーが言触らしているのでしょう。


さて、この制約ですが、メンバーの成績にどのくらいの影響を与えるのでしょうか。

「制約無し」と「制約有り」の比較データを取ったことなど無いので(取ったことある人なんていないでしょうが)、説得力のある事は何一つ言えませんが、制約有りで打った場合の方が確実に成績は悪くなるでしょう。

"「制約があるせいで勝てない」なんて弱い奴の言い訳、強い奴は制約があってもちゃんと勝ってる。"という意見もあるでしょうが、強い奴でも制約のせいで勝ち額が減少しているはずです。

モロひっかけリーチが打てなかったばっかりにトップをとれた半荘でラスになってしまったなんて事がよくおきますし(ピンの1-3ならトップとラスで上下8000円以上の差)。

ま、制約のお陰で得することもありますが、トータルで見ると損する事の方が多いですね。


自分はこの「制約」といったものは全く必要ないと思っていますが、そうは考えていない雀荘経営者が結構いるというのが現状です。

そもそもルール表に「他人の和了や仕掛けに対する批判はおやめ下さい」とか書いておきながらメンバーには制約を課すって矛盾していると思います。

例えば、負け分もゲーム代も全てお店負担というのなら制約があっても納得できますが(経営者の代走なので経営者の指示に従うだけ)。


お客側の立場で考えた場合、ハンデのある相手と対戦するのって楽しいのでしょうかね?

1つ1つの制約が収支にどれくらい影響するのか簡単に検証してみたかったのですが、長くなりそうなので暇な時にでもやってみようかなと思います。


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裏メン

一見するとお客の様に振る舞っているが、実はお店に雇われた人の事を「裏メン」(裏のメンバーの略?)と呼びます。

「打ち子(本走専門スタッフ)」と呼ばれるものと似ていますが、打ち子の場合はお店側の人間という事を特に隠したりしないのに対し、裏メンの場合は普通身分がばれない様に行動します(といっても裏メンという職業が存在する事を知っている人から見れば、その行動から大体察しが付くでしょうけど)。

お客の様に振る舞うので当然のごとくメンバーの様な立ち番の仕事などは一切しません。ただ、麻雀を打つ事だけが仕事です。


なんの為に裏メンの存在が必要になるのかと言うと、


・メンバースリー入り(客1人メンバー3人で麻雀すること)を嫌がるお客が少なからずいるので、客の振りした裏メンを入れてスムーズに卓が立つ様にする為


という理由が一番多いのではないでしょうか。

24時間営業で無いお店の場合、開店して最初のお客がスリー入りを嫌がった場合、もう1人お客が来るまで卓を立てることが出来ません。卓が立たなければ売上が上がらないので、こういった事態を避ける為に裏メンを雇います。24時間営業のお店でも朝は卓割れしているようなところが多いので、お客の少ない時間帯だけ雇うといった事もあるでしょう。

また、新規にオープンしたばかりのお店など、ある程度軌道に乗るまで来客が見込めない様なときにも裏メンの存在が必要になったりするみたいですね(自分以外の客がいないお店だと不安になる人もいるでしょうし"サクラ"的な意味合いで置いている場合もあります)。

なので、ある程度来客が見込めるお店ではこういった理由での裏メンは全く必要ではありません。実際、裏メンを雇っているお店なんてほとんど無いのではないでしょうか。


自分が働いた事のあるお店で一時期裏メンを雇っていた事がありましたが、その理由は上記の理由と若干異なり、


・卓割れしている時間帯を無くす為に、裏メン1人とメンバー3人で卓を立てる為


というものでした。全員お店の人間で卓を立てる訳です。要するにメンバーからゲーム代を搾取する為に経営者から送られてきた刺客ですね。そんな意味の無い麻雀でゲーム代を払うのは馬鹿らしいので、こういう卓が立った時は裏メンを狙い撃ちしてさっさとパンクさせ、すぐに辞めるように仕向けたお陰か、2週間以上続いた裏メンは1人もいませんでしたが(まあ、こんな経営者の下で働くのも嫌なので1年程で自分も辞めましたが)。


それ以外では裏メンを雇っているお店を見た事無いです。裏メンという言葉自体は良く耳にしますが実際にはそんな存在いないのではないかと思わせるくらいです。


記事を書くにあたりネットでちょっと調べてみましたが、

・勝ちすぎの客を負かす為(雀ゴロを撃退する為)
・強面の客に対応する為

とか、冗談みたいな理由で裏メンが必要とされているらしいです。


自分は行った事無いのでその方面に関してはまったく無知なのですが、例えば高レートのマンション麻雀なんかだと、そんなに客が集まらなさそうなので裏メンみたいな存在が必要になったりするのでしょうかね(そもそもマンション麻雀って"メンバー"がいないイメージだから"裏"もなにも無いのだろうけど)。


あと、経営者の親族や友人なんかがやってたりする事もあるみたいです。普通の会社でも経営者の親族が働きもしないのに名目だけ専務とかになってて給料貰ってるというケースがありますが、それと似てますね。


さて、気になる裏メンの給料ですが、聞いた話では「ゲーム数 × ○○円」というのが普通みたいです。ただ、普通のメンバーの待遇でさえまともでは無い雀荘業界において、裏メンの待遇が良いはずが無いというのも容易に推察できるので、麻雀の腕に自信がある人以外はやらない方が身の為かと思われます。

といっても裏メンなんて募集している事も無いのでなりたくてもなれないのが現状ですね。

大体、裏メンが必要なお店の経営者か店長(現場責任者)のつてで採用するのが殆んどでしょう。

まあ、裏メンなんて都市伝説と思っていても間違いないです。

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