ぽてぽて日記 #12「一作目完結」
さて、ぽてぽてにっきも続けること#12……つまり2週間弱にして遂に一作目を終えることができました。
「鬼ノ哭ク邦」
今回は、シナリオクリア回ということで総括した感じになります。
どっちかというとレビューに近いかも?
なので、ネタバレが気になる方はバックです!
世界定理(システム)の君と私
主人公だから、と中盤から「普通じゃないな……」と思い始めました。
やっぱり、主人公は世界定理の一部でした。
世界定理側が人間に希望を託すために、自分自身を崩壊させるために自らを分離させた存在、それが主人公でした。
ん?
ボスを倒し、ある意味「穢れ」を身削ぎ払った後の主人公の取った行動は「ぶれないな」でした。
ネタバレしない程度に、主人公の行動を示せば、こういうことなんでしょうね。
うん。わかった。
分かったから、介錯系主人公はやめてくれ。
結局主人公は世界定理だから、人間味が薄味なのかな、と思いました。
最近触れているアニメや漫画が結構ハッピーエンドが多かったので、こういう終わり方は久々でうなりました。
こういう後味の悪い系は「万引き家族」以来だわ。
*ここから先は、レビューになります*
苦手な人はバックです!
良かったところ
グラフィックですかね?
それぐらいしか評価できる点がないですね。
あと、キャラクターの外見が好きでした。
鬼ビ人も、絆レベルが高くなるにつれて少しずつボイスが変わってきている点も面白かったです。
どうにかしてほしかったところ
ぶっちゃけ、ソウジュの意志はどこ行ったの?
これにつきます。
ソウジュは何がしたかったの? と疑問のままでした。すこしでいいから、謎空間で対話ぐらいしてほしかったです。
キャラクターの掘り下げがあまりできていないのでは? という印象ですね。
ネタバレを踏んだ時も「あ、そう」としか思えなかったです。
あと、せっかく輪廻転生という時間軸をおもしろいくらいに操作できるんですから、もう少し時間軸を考えてほしかったです。
過去編(ソウジュ編)もおそらく10~20年前というくらいなので、そんなに深みを感じられませんしね。いたずらに時間を延ばせばいいか、という問題ではありませんが、おそらく原初の世界もたった50年前後の世界では?と想像するくらいです。
あと、ラスダン(鬼殿)は必要なのか、あと、遺跡の謎解きは不要では?と思いました。
変なダンジョンや謎解きを用意するくらいなら、キャラクターの背景を描いてほしかったです。
だって、その場であったキャラがすぐ死ぬんですよ! 感情移入ができませんよ!
真っ先に「えっ? どこか分岐あったかな?」とセーブデータ漁るレベルです!
あと、主人公が「**は許さん」とか言いつつ二回も**(ネタバレなので伏せます)してしまうのは、いかがなものかと思いました。
のちの人々に希望を託すにしても、何らかの解決策を見せてから終わってほしかったです。
「箱舟」というワードが出てたので、これをいじくったらハッピーエンドになるのでは? と推測していますが。
バッドエンドがデッドエンドしか用意されていないので、二周目で解決できるようにしてほしかったと思います。周回要素が足りないのも減点せざるを得ないでしょう。
ぽてぽて感想
このゲームは「面白いけど、おすすめはしない」という感じになります。
バトルも硬直時間が長いのと、回復手段が限定されているので、初心者には向きません。私も、硬直からの脱出が上手くいかずになんども死にましたからね。
そもそも、ハッピーエンドじゃないのでまず人を選びます。後味もあんまりよくないですしね。
ミステリーとは違うのですが、〈輪廻転生〉というシステムに対しての問題を解決するというのであれば、これを守ってほしかったです。
このうち、該当するかな? と思ったのはこれですね。
「事件の結末を事故死や自殺で片付けてはいけない。」
とくに! ラスト! ラストです!
いや、「決まりは破るためにある」とは言いますが、ちょっとこの場合は悪かったかな、と思いました。
ジャケ買いすると痛い目を見ますね。
なので、このゲームしようかなっと思う方は相当覚悟してやることをお勧めします。
さて、シナリオクリアしたのですがまだ鬼ビ人達の記憶を解放していないので、そこだけをやってみます。ただ、これはストーリーに関係しないので、ぽてぽて日記にはしません。
一作目から微妙なものをひいてしまいましたが、次は良作と有名なゲームなので頑張りますよ!
援助金は私の創作物の印刷費に主に使用されます。 また、余裕があれば保護猫ちゃんにも使いたいなと思っています。よろしくお願いします。