自尊心なし子の話。
別のマガジンでは先生ということで話していたけれど、こっちでは自分の人生について考えてみたことをまとめてみようと思います。
私が親から言われてきた言葉が
「どうして100点じゃないの?」
だった。
教師の娘が100点もとれないなんていい笑い者になるとおもっていたんだろう。
それと、
「もっとがんばって」
親は努力型の人だ。私はどちらかと言えば努力型でも天才型でもない。努力すればするほど失敗するような人間だった。
いや、違うかな。
どこまでがんばっても芽がでない。まるで、死んでしまった種のようにいくら水をまいても芽吹くことはない。
だから、親はずっとこの事をいい続けてきた。努力すればするほど結果が出ると信じている。
高校2年の時、必死になって勉強してクラスで一番になった。努力が実った。
でも、親の口から出た言葉は
「学年で一位じゃないのね」
ぽかん。
学年で一位じゃないと意味無いの?
頑張ったことも知っているのに、出た言葉がそれなんだ。
その時、私の中では
「努力したって意味がない。頑張れない私はダメな子なんだ」
って言うのが出てきたんだ。
さて、タイトルに戻ろう。「自尊心」ってコトバに戻ってみよう。
私は自尊心がない。だから努力の無意味さを知っている、希望を持つことの虚しさを知っている。
それでもなお、親は言った。
「ファイト!」
ねぇ、あと何度頑張ったらいいの?
何を頑張ればいいの?
誉めてなんて、もう期待しない。
もう、遅すぎるんだ。
私の中の夢が花にならなかったのは自尊心という水が注がれなかったから。
芽吹かない赤茶けた大地に向かって私は思うのです。
「ただ一すくいの水を下さい」
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