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新曲『小鳥』feat.知声(後編)

この記事から読む方に。

私、"Mahiroshka"、または"まひろ朱夏"は音楽制作、イラスト、たまにショートストーリーなどを書いている自称"自称"アーティストです。
自称と言ってはいますが、Googleで"Mahiroshka"を検索すれば(PCモードなら)検索結果の右上にナレッジパネルが表示されますので、ある程度は認めてもらっているのでしょう。

昨年は一青窈さんの『ハナミズキ』、今年はHoneyWorks feat.かぴさんの『可愛くてごめん』の二次創作楽曲を配信リリースしています。
イラストや文章の方はnoteのプロフィールなどからご覧ください。

今回AI歌唱ソフトVoiSonaとそのボイスライブラリ「知声/Chis-A」を使用した楽曲コンテストに応募し、新曲『小鳥』を配信リリースしました。

前回の記事では制作の経緯などを書きました。
この記事ではまず歌詞を読んでみていただきたいと思います。

… … … …

『小鳥』

そうかあれが最後だったのか
あんな小鳥みたいなキスで
なくしてからそれは輝きだした

あなたの瞳の色とか
唇の形だとか
照れずにもっと近くで
見とけばよかったな

あたりまえに いつもそばに
あなたがいた時間が
あたりまえに 特別で 大切で
本当だった

ちょっと変な話なんだけど
今でも思うことがある
あなたはどうしてるかな
元気かなって

あなたのいない毎日も
くだらないことで笑うし
夜になれば眠るし
お腹はすくし

あの日のまま あの日のまま
変われない自分を
やっと少し許せてきた
それだけは褒めてほしい

あたりまえを あたりまえを
今日も今日の自分を
あたりまえに 丁寧に 大切に
暮らしていくよ

あなたは笑うんだろうな
きっと小鳥みたいな声で
信じてくれるかな
出会えてよかったな

… … … …

シンプルですね。
But now that it's done. I hope you don't mind.
(わからないか)

テーマは「大切な人をなくしてからも続いていく残されたものの日常」というところでしょうか。

歌詞の殆どと、メロディは昨年(2023)のうちにできていました。災害や事件・事故・病気などで親しい人を失った人のニュースなどを見て、自分の日常もいつかと突然変わってしまうかもしれないと、繰り返し考えるようになりました。そしてある朝、自宅を出て仕事に向かうときに冒頭4行がメロディと共に浮かびました。

その後順調に8割まとまったところでピタッと出なくなりました。よくあるパターンです。

そして2024年が来て、能登の地震で故郷が変わり果ててしまいました。生家も全壊、その後3月に父が、4月に母が亡くなりました。とうとう自分が「残されたもの」になったわけです。

半年ほどの普通でない日々が過ぎた頃、知声2周年の楽曲コンテストの発表があり、この曲を完成させたいなと思いました。
先に『可愛くてごめん』のReworkに取り組んでいたので、制作はその後、3週間ほど、主に週末に作業しました。

一部歌詞を書き直し、最後に「あの日のまま…」の部分を書きました。ここはこの半年の経験がなければ書けなかったかもしれません。

ジャケットのイラスト、鳥の色が違っているのは…説明しないでおきましょうか。

さて、ちょっとセンチメンタルな文章が気恥ずかしくなってきました。
私は真面目にやるほど何だか可笑しくなる人という自覚があるので、案外笑っていただけたかもしれません。

配信はもうスタートしています。
ほとんどの配信サービス、サブスク、YouTube Musicでも聴けます。InstagramやTickTokでも使用出来るはずです。

日本以外でもSpotifyやApple Musicで聴けます。というか今のところ『可愛くてごめん』同様、海外のほうが聴いていただけているようです。

残念ながら「知声 小鳥」で探すほうがMahiroshkaで探すより速いです。そらそうだ。
リンクも貼っておきます。

YouTube Music

必死のアピールです。


「歌ってみた」なども大歓迎です。色んな人の声で聴いてみたいです。
私の歌が誰かの歌になりますように。

ぜひ。

ぜひ。

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