mahiro

社会人。うつ病サバイバー。フェミニスト。

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最近の記事

私が26歳になったよ

26歳になった。 誕生日がぞろ目だと、パスワードに自分の誕生日が使えない。 そのせいでちょっとしたアカウントの登録には友達の誕生日だとか、そういう番号を使ってる。 初めて付き合った彼氏の誕生日、とかでもいいのだろうけど、そういうのにはしていない。 20代の前半のほぼ大半はうつ病で消えた。 大学はちゃんと通えたけど、それからあとのキャリアはほぼ無い。 会社には今もたまにしか通えない。 だから、あまり急がない仕事とか、必要性の低い仕事しか降ってこない。それでも意外と楽しい。

    • 私の足~外反母趾が痛い~

      人間、人生のどこかのタイミングで自分の身体が大人の骨格になったことに気づくタイミングがあると思う。 私も鏡で見た自分の姿が大人のそれだと直感的に感じることがあった。 でも、足だけはいつまで経っても幼い頃の記憶からあまり変化がなかった。 私の足のサイズは21.5センチである。 小足族としての苦労は片手では足りない。 でも今日の悩みはそれではなく。 痛いのだ。 何がって外反母趾。 歩くときや一日を終えた夜、親指の付け根がシクシクと痛む。 数週間前から痛くなる頻度が増え

      • 私の身体を私の物にするために私はタトゥーを入れることにした

        私の身体はずっと誰かのものだった。 気が付けば、もうずっと私の物ではなかった。 小さい頃、腰まで伸びた髪を短く切るためには父に相談しなきゃいけなかった。 大学生になってピアスを開けることすら父の許可を仰いだ。 友達だと思っていた同級生と二人でご飯を食べに行ったら肩や太ももを触られた。 健康診断で放射線技師にべたべたと背や肩に手をのせられたこともあった。 私の身体はいつも誰かのものだった。 もう一度、私の身体を私の物として取り戻す必要があった。 私の意志で、これは私の身体

        • カウンセリングという治療、あるいは手当について

           カウンセリングに通って3回になった。    夢の話をカウンセラーさん(大学の教授)にも話している。先生は「ここで色んなことを話しているうちに夢の内容も変わっていくと思います。何か変化があったら聞かせてください」と言っていた。 私の悪夢はモラハラを受けた祖母と叔父から逃げる夢だ。 逃げて逃げて、だけどいとこや母、姉が人質にされ、また祖父母の家に戻って助け出そうとする。やっと手を引き、車に乗せて逃げようとするけれどいつもうまくいかない。 この前はみんなを救出して逃げ出した車も

          私のふわふわなイマジナリーフレンド~「ブルー君は大丈夫」を見た~

           小さい頃、住んでいたアパートの玄関口にハム太郎のキックボードがあった。後輪が2つで安定感があり、低年齢の子ども用だったように思う。ハンドルの前に何も入らないくらいの小さいカゴがついていて、ハム太郎のフィギュアが鎮座していた記憶がある。それは「私のもの」だった。少なくとも私の記憶ではそうだった。足を置く台の色がすすけていた気がするので、私の前は3歳上の姉が使っていたのかもしれない。でも、私の記憶の範囲では、当時の姉は自転車の練習をしており、かつ、さらにもう1つ、後輪が1つのち

          私のふわふわなイマジナリーフレンド~「ブルー君は大丈夫」を見た~

          私たちうつ病患者は「休んで」いるのか NHKスペシャル「山口一郎 "うつ"と生きる ~サカナクション 復活への日々~」を見て

           連休中、NHKでサカナクションのボーカルである一郎さんが(なぜか苗字が出てこない)、うつ病であることを告白したことで特集が組まれていた。番組中、バンドのメンバーが「絶対言っちゃいけないけど『いつまで休んでんだよ』って言いたくなる」と心中を明かす。一郎さんはリハーサルの時間になっても姿を現さず、遅刻や欠席の連絡すらない。 https://www.nhk.or.jp/music/programs/493711.html  見ていていたたまれなくなるくらいに「私」だった。一郎

          私たちうつ病患者は「休んで」いるのか NHKスペシャル「山口一郎 "うつ"と生きる ~サカナクション 復活への日々~」を見て

          待つこと。斧を研ぎ、木を切ること。

           今日はミスドに行った。朝起きたらのどが痛くて、風邪をひいた感じがする。プールはいかないことにした。カロリーばかり摂っていて大丈夫かと思うが、ひとまず大学時代に買ったスーツのスカートは2着とも難なく履けたのでいいことにする。今度対面の面接があるので、サイズアウトしていたらどうしようかと思った。今の自分は手足がむちむちしていて本当にかわいいと思う。  待つ、というのは難しい。大学時代に教育を学んでいたが、教育者の一番の敵は「待つこと」であると思った。子どもがまごつきながら取り

          待つこと。斧を研ぎ、木を切ること。

          ハキハキと話す戦略家な障害者

           2024年4月18日。出版社の方から電話があった。 以前、その会社にはうつ病闘病記の持ち込み応募をしていたのだが、全国流通で200万かかると言われ、あまりにも現実的ではない話だったのでお断りしていた。今度は別の部署の方からの「もっとお安くご提案できます」というお話だった。疑わしいことこの上ないが、とりあえず具体的なことはメールに、とお願いして電話を切った。しかし、その時も、そのあとも、ずっと何かが小骨のように引っかかっていた。 結局、帰宅し、ご飯を食べ、お風呂に入りやっとそ

          ハキハキと話す戦略家な障害者

          障害年金は一部の「恵まれた障害者」しか助けない、という話。

          死にたい。 誰かに殺してほしい。 痛みや苦しみが無いならなおよい。 出来れば、私の存在が最初からなかったことになってほしい。 家族にも、友人にも、ショックが無いようにしてほしい。 もしも、そんな都合のいい「死」のボタンが目の前にあったら、多分押すと思う。 それくらい今、死にたいと思っている。 障害者の障害年金受給についてわたしは、自分がうつ病になるまで、そのそもうつ病患者が「障害者」に該当することすら知らなかった。 うつ病で働くことができなくなって初めていろんなことを調べ

          障害年金は一部の「恵まれた障害者」しか助けない、という話。

          家族愛でも自己実現でもない「ソウルフルワールド」が見せた新境地~なんのために私は生きるか~

          私たちはなんのために生きているか ディズニー・ピクサー映画「ソウルフルワールド」を見てきた。 なんというか、しみじみと、いい作品だった。 いまはリバイバル上映という扱いで、2020年に公開されていた作品である。 当時から、SNSのジェンダー・フェミニズム界隈(革新派)から評判の良さは聞いていたのだけど、多分コロナ禍とかだったからか見てはいなかった。 なんというか、地味だし。 主人公がおっさんだからディズニーの本流のキラキラしたマジカルワールドとは違う感じ。 でも、見

          家族愛でも自己実現でもない「ソウルフルワールド」が見せた新境地~なんのために私は生きるか~

          うつ病キャリア3年の知見~うつ病当事者、その家族や恋人の方へ~

          うつ病になってそろそろ丸3年になる今日、 朝に母と電話としたところ、 母の友人の息子さん(おそらく私と同世代)がうつ病になり、希死念慮が強く、 かなり心配だという話を聞いた。 なるほど、と思う。 それから夕方まで、なんとなく、 頼まれてもいないのに、 「もし彼に会ったら何を話すだろうか」 と考えていた。 そこで3つ、私にもできそうなアドバイスが見つかったので、 ここに書き起こしておきたい。 1,自分との約束は徹底的に破れうつ病というのはつくづく、自分との信頼関係が壊れる

          うつ病キャリア3年の知見~うつ病当事者、その家族や恋人の方へ~

          恋愛に絶望してる

           2024年4月1日。新年度の始まり。なのに、私は起きた瞬間から激しい希死念慮に襲われた。世の中と私が乖離している。社会が自分の手の届かないところに行ってしまった、というような、社会と私が分厚いガラスで仕切られているような感覚を、うつ病になってからずっと抱えている。雨が降っていても、酷暑でも、身体は翻弄されるが、どこかリアル感が感じられない。どこでもない場所から映像を見ているような感覚。言いようのない孤独。  そういえば、ネットではこんなにもうつ病の人はたくさんいるのに、実

          恋愛に絶望してる

          誰かを殺したいなら私を殺してくれよ。フェミニズムは私を不幸にした。

           2024年3月18日。つらい時には、つらいことを呼びよせてしまうのだろうか。会社は本当に私から手を引きたいようで、社用PCを急遽返却してほしいとの連絡がきた。私にはどうすることもできないので、言われるままに郵送した。チャットでその旨を連絡したところ、今やっている業務はとりあえず完遂してほしい、とのこと。今後、私に対して業務は割り振らないような文章だった。2週間ほど、必死にMacを使えるようにショートカットキーを覚え直していたのは何だったのだろう、と思う。  先日面談をした会

          誰かを殺したいなら私を殺してくれよ。フェミニズムは私を不幸にした。

          下着オタク、待望の24hブラを買う

          さて、やっと本題。 ※私の下着オタク経歴はこちらからどうぞ こうして大学時代はいろんなブランドの下着を買っては 友達と情報交換をして 充実した生活を送っていた。 だけどもまあ、人生ってのはそんなに簡単にはできてないものでして。 なんともまあ、なっちゃったのよね。 うつ病に。 だから正直言って、精神的にも経済的にも 下着を楽しむ余裕なんてなくて、 ここ1年半くらいは何も買ってなかった。 気になった方はこちらの文章が最新のうつ病情報なので読んでみてね。 うつ病人間の経済事情

          下着オタク、待望の24hブラを買う

          【うつ病で無職になった】嫌というほど恵まれている私について

           2024年2月29日。午後からの在宅勤務。11月の終わりに譲り受けたこのPCもいよいよ動作が怪しくなってきた。イヤホンの感知をしなくなったので音が垂れ流し状態になる。社用PCをもらえるようになったので安心した。もともと、再就職のためにPCが欲しかったのだ。  私は嫌というほど恵まれている、と思う。うつ病により、新卒の大切な約3年間のキャリアを棒に振った。お金を稼げなくなって、使っていなかった奨学金にも手を付けた。でも、失ったものは、それくらいだ。私の友人は誰も離れていかな

          【うつ病で無職になった】嫌というほど恵まれている私について

          「24hブラ」をレポしようとしたら、下着熱がほとばしって序章で力尽きた※24hブラの感想は次週

          わたし、ついに買ってしまいました! そう、巷で話題のベルマカロンさんの「24hブラ」!!やったー!! だから、レポを書こうと思ったら、今までのブラジャー記を振り返っただけでかなりの文字数になってしまった。 ので、とりあえず「これまで」として私のおすすめブラ特集です! わたしは下着オタクわたし25歳。かねてより、下着オタクをしてきました。 きっかけは大学進学を機に上京したこと。 それまで、北海道の地方に暮らしていた私にとって、 下着が買える場所って、本当に無かった。

          「24hブラ」をレポしようとしたら、下着熱がほとばしって序章で力尽きた※24hブラの感想は次週