1.私…
私は現在40代の男性である👨💻
世間では俗に『40代こそバリバリ働いて社会に貢献しなさい!』なんて言われる世代のようだ。
私のことをもう少しお伝えすれば、いわゆる私はバツイチの独身男性ということだ。
いや単なる孤独な中年男性というのが正しいかも…
仕事は、高卒程度の学力しかないくせに、そこそこのネームバリューがある会社⁈に現在勤めており、そこでエッセンシャルワカーとして働いている。
とにかく今の会社には、よく入れたもんだっ!なんて自分でも思っているし、私の採用に携わった上司には本当に感謝をしている。
学生時代の友人も、会えば決まって『あのお前がね…よく採用になったし、またよく務まっているね。ほんと人生って分からないねっ⁈』なんてしつこいくらいに言われている。
学生時代の私は、見た目こそ、それなりにきちんとしていたが、要するに影の番長みたいなポジションをしていて、先生には目をつけられないようにして遊んでばかりいた、実にタチの悪い学生だった。
なのでそんな私を知る学生時代の友人らは、口を揃えて私の仕事っぷりに関して、そう言う物言いをするのであるが、それは自分としても仕方ないとは思っている。
また会社での私は、学歴がない割に営業成績が認められ、現在それなりの発言権がある中間管理職に就いており、実は結構人望もある。
ただ、私としても、学生時代の友人が言うとおり、その本質はだらしない人間であると思っているので、世間的には猫をかぶって生きているということになる…
本当のことを言えば実に窮屈なのだ。
仕事の話が長くなったし、自慢話みたいに聞こえるかも知れないが、読者の皆様には、そうとはとって欲しくない。
とにかく、今ここで私というものについて触れておきたい気持ちになったので、この『1.私…』のところで一応長々と仕事の部分をお伝えしておく……
正直なことを言えば、今の私の現状は、仕事に燃え尽き、支える家庭もない、実に冴えない中年男と自分なりに総括しているので、そのこともあえて読書の皆様にはお知らせしたい🌀
本題に少しずつ入るが、そもそも私は、土木作業員をしていた父と、スナックを切り盛りする母との間に生まれた。
また、実の兄が死産しているため、私は一人っ子の長男ということになる。
父も母も私に多くを語らないが、それぞれ幼少期は家庭環境が複雑で難があったようだ。
そのため父も母も、義務教育を終えて働き始めると、その複雑な家庭環境が嫌で家を飛び出し、お互い最終的に流れ着いたのが、私が生まれ育った、とある漁師街ということになるのである。
そこで父と母が出会ったことで、私がこの世に生まれた訳だ🌱
以下余白