イスタンブール激安飯(改訂版)
巷では世界三大料理と言われている(諸説あり)トルコ料理だが、味のパターンが限られており三日もしないうちに飽きる。街に出てみても、あるのは微妙な味のドネルケバブかチーキョフテ。油っぽいトルコ料理に飽きた状態でロカンタに行っても、食欲があまりわかない。おかず、ごはん、スープ、飲み物と選んでいるうちにすぐに1200円近く跳ね上がる。いくら故郷の味が恋しくなっても、貧乏学生である私に一皿3000円近くする日本食を食べに行く余裕などあるはずもない。
私はこういった気分の時には、ナイジェリア料理、ウイグル料理、インドネシア料理、ベンガル料理、韓国料理レストランに行く。物価高の止まらないトルコでは信じられないくらい安い値段で提供される。行かないという選択肢がない。
闇営業ナイジェリアレストラン
ドネル屋の地下にある、おそらく違法のナイジェリアレストラン。
フフかfish and meatしか選択肢がない。
値段はどちらも130リラ。水も付いてくる。
現金のみ。
フフ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%95
ウイグルレストラン
ウイグルレストランには、中国共産党員が定期的に視察目的でレストランを訪れる。政治的な理由で難民としてトルコに移住する彼らにとって、トルコ語を話せない東アジアの顔つきの人間は脅威なのだ。愛想が悪いと感じることがあるかもしれないが、これを気に留めなければならない。
・Oğuzhan Uygur Restaurant
中央アジアやチェチェン共和国出身者、アフガン人も多く住むzeytinburnu駅から徒歩二分。
このレストランの特徴として、他のウイグル料理屋と比較してとにかく値段が安い。一見やっているか判別しかねるが、厨房に立つやる気のないウイグル人のおじさんに声をかければオーダーを取ってくれる。
おすすめはsomenと餃子。
注意:ナンパしてくるイラン人オジに絡まれること有り
・Tarhan Uygur Restoranı
移民街の中心地、世俗的なトルコ人は絶対に行きたがらないfatih地区のaksaray駅から徒歩数分で行ける。麻辣豆腐がおいしい。上の店と比較して少し強気な価格設定だが、日本食レストランと比べれば大したことはない。
上がメニュー表。
Köklem Uyghur restaurant
半地下にあるウイグルレストラン。
値段は上と変わらない。少し油っぽい。
ここで産まれて初めて共産党員のスパイを見た。
Yüksel Uygur Restaurant
ユスキュダル駅からM5ウムラニエ駅から徒歩五分ほど。
アジア側にある唯一のウイグルレストラン。
注文してから届くまで少し時間がかかる。
オーナーはトルコ人。
yemeksepetiで注文可能。
インドネシア料理
闇営業インドネシアレストラン(warmie indo)
ナイジェリアレストラン同様、看板がない。雑居ビルの三階にある。
インドネシア人店主のwhatsappのステータスから今日注文できる料理を選択できる。
インドネシア人のお母さんが一人で台所で切り盛りしているので提供されるまでに時間がかかるのが難点。
当然ながら現金払いのみ。
このレストランの隣にある玄関のチャイムを鳴らすとドアが開く。
22時まで営業。
Al Maliki Restaurant
卵入りのナシゴレンで100リラ
春雨入り肉団子のスープ(バクミー)が100リラと良心的
Imkonezya Far East Indonesian Cuisine
タクシム広場のすぐ近くのレストラン。
少し高め。
上の店と違って、定番のインドネシア料理が多い。
Warteg Nuriye
タクシム駅とオスマンベイ駅の中間地点にあるインドネシアレストラン。
ルンダンがおいしい。値段はそこそこ。
ベンガル料理
asia rounge
日本にある、インド・ネパール料理屋とは比較にならないくらい美味しい。
少し辛い。
ナンはセットではないので別個買う必要がある。
上がメニュー表。
韓国料理
Kore’de
そこそこお手軽な価格帯の韓国料理店。キムチがおいしい。
メニューはqrコード読み込み。あとで追加します。おおよそ100リラ前後
値段を気にしないなら、ジョージア料理やロシア料理、タイ料理など他にも選択肢がたくさんある。新しくお店を見つけたら随時更新するつもりだ。