【日大通信】1年目に受けた授業の雑感

はじめに

今年は新型コロナウイルス感染症の影響でオンライン主体の講義を余儀なくされた。それに伴う特例措置として、メディア授業の費用が半額になったので、せっかくなのでメディア授業を中心に単位修得を目指すことにした。というより、今年は体育実技以外はメディア授業しか受けていない。働きながら卒業を目指すので、時間や場所を限定しない方式がありがたかった。そんな1年目に受けた授業の感想を振り返りを兼ねて羅列していく。


心理学(MA/MB)

漠然と心理学に興味があったので受講した。動画を視聴して、それを基に選択問題に答えていく。どうしても分からない問題も一部あったが、授業を聞いて、分かる問題を確実に解いてさえいれば単位は取れるだろう。最終試験はどんなレポートを書かされるのだろうと若干身構えていたが、最後まで選択問題のままで拍子抜けしたのを覚えている。内容も特にひねりは少なく、基本的な知識の確認程度な印象。体感だがMAよりMBの方が易しい。楽単。


経済学(MA/MB)

経済学の入門。経済原論・経済学概論といった経済学関連の専門教育科目を受講する予定の方は、何よりもまず先にこの科目を受講することをおすすめする。というより、日本大学通信教育部が発行するテキストを買うだけでも良い。経済学のテキストは数学が多く使われ、文型人間にとってはちんぷんかんぷんなのだが、このテキストは数式あるいは数学の記述が最小限に留められている。これが非常に分かりやすく、おかげで数学へのアレルギーを極力抑えることが出来た。また、このテキストは経済原論・経済学概論の学修自体にも大活躍する。そもそも肝心の経済原論・経済学概論のテキストが書いてることマジで意味不明なんだよな…

理解度チェックと最終試験はすべてレポート形式。そこまで長い文章を書かせるものは少なく、「~について説明せよ」というような設問に対して200~1000字程度で記述していく。授業の内容を踏襲しつついかに学んだ知識を文章に詰め込めるかがポイント。レポート形式は面倒だという声をよく目にするが、こと経済学関連に関してはレポート形式はむしろボーナスステージなように感じる。これは憶測でしかないが、経済学の試験ではグラフを読み解いたり、計算問題を解いたりと数学的な処理が必要になると思われる。経済学概論で少し計算問題に触れた際、これで単位を取っていくのは至難の業だと感じた。レポート形式ならば、このような難解な数学的表現を書き方によって避けることが出来るからだ。


歴史学(MA/MB)

小・中・高で習ったようなあの歴史。理解度チェックは選択問題。最終試験はレポート形式。選択問題は文章の正誤を選ばせる形式だが、問題文とテキストをよく見比べないと間違いに気づけない。それでいて答えの確信を得られない問題も多いので難易度は高い方だと思う。テキストの表現も難解な言葉を使うので理解するのに四苦八苦した。おかげでレポートも書くのに苦労する。MAはなんとか合格したがMBはどうなるのか分からない。単位取れるといいなあ。


政治学(MA/MB)

小・中・高で習ったようなあの政治経済。理解度チェックは選択問題。最終試験はレポート形式。理解度チェックは授業に出てきた内容がそのまんま出題されるので楽勝。レポートも授業を見返せば特に苦労はしない。楽単。


法学(MA/MB)

理解度チェックは選択問題。最終試験はレポート形式。解説文がテキストで用意されていないので理解度チェックを解くために何度も動画を見返したのを覚えている。MAの最終試験は原稿用紙フォーマットに解答を入力する必要があったのだが、MBはその必要はなかったので、手間を考えるとMBの方が若干楽だと思う。


英語Ⅰ(MA/MB)

テキストの英文を読み、全2回のレポート課題を提出する。

第1回は文法事項の理解をはかるもので、指定された文法事項の例文を引用し、和訳と説明文と共に記述する。第1回に関しては、引用する例文は日本大学通信教育部のテキストではなく市販の参考書からでもいいので、何か適当な英語の参考書を押入れから引っ張り出して、そっくりそのまま使ってしまおう。自分が高校のときのみに使っていた参考書が再び役に立つときが来るとは…

第1回はただのボーナスステージなのだが、第2回は少し本腰を入れなければならない。指定された文法事項の例文を引用するところは同じだが、使えるのは日本大学通信教育部のテキストのみ。つまり、和訳や解説も何もないまっさらな英文(しかも長文)を解読し、使われている文法事項まで理解したうえで引用することを求められている。さながら英文とのかくれんぼだ。頼みの綱はやはり授業の動画。ただ、ここでもはっきりとした答えの明言は避けていて、細部の和訳は個人の裁量に委ねられる。最後に英文全体を読んだ感想を書かされるが、200字程度で良いのでぶっちゃけ英文の内容を把握してなくても何とかなる。500字程度なら不真面目な学生をあぶり出す良問になったと思う。


英語Ⅱ(MA/MB)

単純な難易度では英語Ⅰを上回る。部分的に英文を読んでいれば良かった英語Ⅰとは違い、英文全体を読んでいることを前提に、要約や感想を記述しなければならない。感想の根拠となる英文も示さなければならないので全く隙が無い。指定字数も2000字とがっつり。自分は英弱なこともあり、早々にギブアップ。奥の手を使ってしまった。本来、コロナ禍じゃなければ市ヶ谷のキャンパスで卒業生のレポート見れるとか聞いてたから多少はね?


英語基礎(MA/MB)

理解度チェック・最終試験ともにレポート形式。基礎と名が付くだけあって内容は簡単。ただ、レポート作成自体はかなりの時間と手間が必要。レポート提出にかけた時間は多分この科目が最長だと思う。授業の動画を何回も見返す必要があるのでスライドのスクショを撮っておくと後で楽になる。手抜きせずしっかりとレポートを書ければ単位は取れるだろう。講師の先生の授業自体がとても面白かったので、他に担当されている科目があればぜひ受けたいと思った。


保健体育講義(M)

保健体育講義と体育実技は卒業所定単位に含まれているので余裕があるうちに早めに潰しておいたほうが良い。理解度チェックは選択問題。最終試験はレポート形式。授業の動画を基にレポートをきちんと書いて出せば単位は取れる。授業内容自体は普通に役に立つやつだった。


体育実技(昼間S)

オンライン主体になったことでこの科目の扱いがどうなるのか気になっていたが、普通にリモートでの授業になった。本来ならば会場に足を運んで対面授業を受けなければならないので、「在宅で体育実技とはこれいかに?」と思ったのだが、スクワットや上体起こしのような自宅でも出来るような運動が課題として指示された。なるほどね。運動の様子をカメラで撮るわけでもなく、別に監督者がいるわけではないのでこれを実際に行うかは個人の裁量によるのだが、感想を書いて提出しなければならないので、ある程度はこなさないと書くことに困る。毎回運動の前に脈を計って入力しなければならないのだが、ぶっちゃけ脈が無かった。実は死んでた。

運動課題の他には研究課題という名目で、オリンピックの競技について調べたり、AEDの使い方を確認したりした。研究課題で学んだことを基にレポートを書いて提出しなければならないのだが、多分こっちが評価のメイン。提出期限が1日しかなく5日連続で出題されるので結構大変だった。もはや体育実技ではない気がする。リモートでの体育実技は、感覚としては保健体育講義の延長戦に近い。


経済原論(MA)

この科目はメディア授業が後期のみしか開講されていなかったので、スクーリングのみで単位を取る「スクーリング単位の積み重ね方式」ではなく、レポートとスクーリングを併用する「スクーリング併用試験方式」に挑戦してみた。通信制大学生たるものレポートを書いていかなければ。レポートを原稿用紙に書いて、大学に郵送して評価を待つという一連の流れはこの科目で初めて行ったのだが、いざ評価が返ってきてお褒めの言葉を頂けるととても嬉しい(一発合格だった)。レポート自体はメディア授業でも書いてはいたが、それに対する個別のコメントなんてものはなく、合格か不合格かがポータルサイトに無機質に記されるだけだったので。やはり大事なのは血の通った人間同士のコミュニケーションだね。おかげである程度レポートの書き方が分かってきたので、来年以降は「スクーリング併用試験方式」を主体にしたいと思う。

理解度チェック・最終試験ともにレポート方式。他の科目はワードでの提出だったのだが、この科目はエクセルでの提出だった。いくつかの問題が出され、その解答をセルに入力する。問題自体はおそらく基礎的なもの。上述した経済学のテキストがあれば答えは出せるはず。メディア授業全般に言えるのだけど、ググってもヒットするのはどこかの大学のPDFばかりで納得いく答えは得られないのよね。適切なテキストを用意することがかなり大事だと感じた。


経済学概論(MA/MB)

すっごく難しい。メディア授業じゃなければ絶対単位落としてる。テキストも意味不明だし授業の動画も意味不明。グーグル先生だけがお友達だった。MAは理解度チェック・最終試験ともにレポート形式。MBは理解度チェックは選択問題。最終試験はレポート形式。「こと経済学関連に関してはレポート形式はむしろボーナスステージ」だと上述した。つまり、すべてレポート形式で済むMAの方が若干楽だと思う。なぜなら、MBの選択問題ではグラフを読み解く問題や計算問題がガンガン出題される。その他の問題もややこしい。ググっても納得いく答えは出てこない。間違えたら即アウト。情状酌量の余地はないからだ。頑張って調べたことをアピールできるレポート形式の方が絶対に良い。YouTubeというサイトでメディア授業の数倍分かりやすいオンデマンド授業が無料で視聴出来ちゃいます。おすすめ。


おわりに

ブログはこれまでも何度か続けようとして三日坊主で終わった経験がある。ただ、今年から通信制大学で学ぶにあたって、モチベーション維持の為にもう一度始めてみようという気になった。こうやって文字に起こすことで学修の振り返りになるしね。これからマイペースに続けていくのでよろしくお願いします。日本大学通信教育部で学ぶ学友の方々、目標達成・卒業できるように一緒に頑張りましょう。

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