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続【男女の友情は成立する?】について思う日。

昨日の続編...

私の親友だった人。彼とは小、中、高と同じ学校。お互い初めての恋人でもあります。と言っても私が中1の時に軽い気持ちで好意を伝え、付き合うことになったのですが、一緒に帰ったりしただけのプラトニックな関係。そのまま自然と距離を置きました(笑)

今思えば、

人として好きだよ

の感覚だったのですね。

高校もクラスは違っても仲良しだったし、社会人になってからは朝までグループで遊んだり。二人で遊んだり。お互い恋人がいるときは少し距離を置いてみたり、また会ってみたり。そんな若く眩しい日々がとても楽しかったです。

22歳を向かえたある日、どんなタイミングだったかは忘れたのですが。彼が健康診断で腫瘍が見つかって手術するんだ~と言ってきました。

大丈夫なの?と心配する私に、いつも通りの満面の笑顔で『大丈夫や!手術で治るらしい』と。その後無事に手術を終えたのですが、次は放射線治療にはいるって...えっ?それって癌じゃないの?

そんな私の不安をよそに彼は、癌じゃないよ~って。そう言うから、彼の言葉をそのまま信じたような信じたくて必死だったような。

お見舞いに行ったとき、治療で髪の毛が無くなった彼をバカにして一緒に写真を撮ったり...

退院した彼の家で一緒に映画を見たり...

いつも体のどこか一部が触れる距離感で過ごしました。それでも男女の関係になる雰囲気にはならず、とても不思議な存在。

ただ、30歳になったときにお互い独り身だったら結婚しよう~と約束はしていました(笑)彼には彼女がいたのですがね...

もうすぐ体力も戻るし、仕事も復帰できそう。来年には彼女と結婚したいな。

そう言っていた彼はある日突然、なんの前触れもなくこの世からいなくなりました。23歳。闘病生活1年。きっと癌でした。彼の両親は隠し続けていたのか?彼が私達友人に隠し続けていたのか?今でも分からないんです。

これが、親友だったの理由。

もちろん今でも親友です。心友。
触れられないから。

今は年に1度のお墓参りで会うだけ。だから夢に出てきてくれて、体温を感じられる距離感というのがとても嬉しいんです。夢だって直ぐに気付くけど。

30歳を向かえたお墓参りでは、独り身を報告しました(笑)そして、どうしてくれるんだと。保険がない状態で私はこの先どうしたらいいんだい?教えておくれ。今年で35歳だよ!

とても特殊な男女の友情ではありますが、彼との場合に限っては今後もずっとずっと続く関係です。一番遠いようで、一番身近なような。

そんな大切な人の話でした。

少し泣いたらスッキリしました。浄化の涙をありがとう。やっぱりまだ会いたいよ。

1つだけ後悔しています。若さゆえに無知だった私、もっとアンタに寄り添って過ごしたかった。ごめんね。大好きだよ...人として。

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