お笑いラジオスターライブ2022

3月6日、ニッポン放送主催のイベント、お笑いラジオスターライブ2022が東京国際フォーラムホールAで開催されました。出演者はアンガールズ、オードリー、三四郎、ナイツ、ぺこぱの5組です。僕はオードリーのオールナイトニッポンのリスナーで、ラジオのイベントに参加するのが初めてだったので本当に楽しみにしていました。
キャパ5000人とそこそこ大きな会場でしたが満員でした。チケットも争奪戦でしたが運良く販売開始1分で購入できたこともあり、右の方でしたが11列目というかなり前の座席に座ることができました。隣の座席が空席(というより、1人が2席取っていた、多分同伴者が直前で来れなくなった?)だったのでその席の肘置きにガッツリもたれてゆったりと見ていました。
リトルトゥースグッズを着用するかどうかは悩みましたが、帽子のみにとどめました。1人で見に行ったのでまあいいかなって感じです。隣の大学生?らしき男の人はラスタカラーTシャツ着てました。良いですね。
客層は男性が多めでしたが女性も少なくはなかったと思います。7:3くらいかなあ、体感。多分女性客の多くはぺこぱのリスナーかな?あと三四郎とオードリーとか?
興奮冷めやらぬ状態ですが、ざっくりと振り返りながら、しっかりと感想を書いていこうと思います。

唯一写真を撮っていい時間、良いカメラ持っていけばよかった

全体のおおまかな流れ

全体のおおまかな流れは以下の通りです。
オープニング→ネタ(ぺこぱ→三四郎→アンガールズ→オードリー→ナイツ)→シャッフルトーク(4人→3人→2人→1人)→エンディング
全体の時間は2時間行かないくらいかと思っていましたがたっぷり2時間半でした!押している感じもなかったのでこういう予定だったんでしょうね。
休憩もなくノンストップで6000円でした。正直安すぎるくらいでした。

ネタ

まずは5組のネタについての感想です。多少のネタバレ箇所もあるかもしれませんが根幹は伏せて書こうと思います。

ぺこぱ

ラジオも聞いておらずネタも初見でしたが、キャラ漫才と称されることも多いぺこぱさん、思いの外2人での自由なトークも上手だなと思いました。特にシュウペイさん。オードリーさんのアドリブに近い感じかなと思います。
M-1で売れてからもけっこう苦労されているんだなというのが伝わりました。いわゆる松井勇太さんの部分も少し垣間見えたかなと思います。
会場は少し重たい感じではありましたが松陰寺さんの登場でしっかりほぐしてくれたのが良かったです。トップバッターに適任でしたね。

三四郎

今回の芸人さんの中でも非常にゆったりと漫才をしていました。三四郎さんのオールナイトニッポンは普段聞いていないんですけど2人の間とかはよく出ていたんじゃないかなと思います。
ただ空席開けて隣の少しご高齢のおじさんがウトウトしていたので、少々好みは分かれるところだったのかなあと思います。

アンガールズ

ぺこぱさん、三四郎さんのネタが終わって、もちろんウケてはいたんですけど若干客が重たい感じもありました。しかしアンガールズさんのネタで一気にドカンと盛り上がりました。
お二人のキャラクターがわかりやすく面白いので万人に受け入れられやすいのはありますが、そのキャラクターに頼り切らずに、会場のモニターをうまく使って自分たちの世界に引き込んでいたのは感心しました。田中さんが理論派と言われるだけあるなと思いました。面白かったです。

オードリー

リトルトゥースならもちろんご存知、CR春日のリメイク版。2022バージョンにアップデートしつつも、良い意味で変わっていないなあと感じました。若様のアドリブもキレッキレで、台本にない、アドリブだからこそ生まれる笑いを沢山作っていたなと思います。2人だからこそ成り立つ空気感が我々リスナーにとってたまらない時間でした。
いつものオードリーさんの部分は抑えていた感じがします。以前1Hネタライブに行ったときは漫才冒頭で春日さんが本意気のトゥースをしたり、2人でエヘヘへへと笑うくだりをしたりしていたのですが、今回はそれらがありませんでした。しかし、それらがなくとも全く十分な満足度でした。

ナイツ

ナイツさんのネタは大好きで、もう何十回と見ている自己紹介から膨らましていくネタでしたが、ネタブロックで1番会場が爆発していたんじゃないかと思います。いや、けっこう見ているはずなんですけど、ちゃんと笑ってしまいました。
特に終盤にかけての塙さんの追い込みは見事でした。THE MANZAIで準優勝したあのくだりもやりつつ、最新版にアップデートしながらものすごい進化をしていて、そこがとんでもなくウケていました。いやそこも実は見たことあるんですけど、その時は忘れてましたね。忘れてて良かったです。
人生で1回はナイツ独演会に行ってみたいですね。

シャッフルトーク

10人の中からくじ引きでメンバーを決めて、即興でフリートークをするという企画です。最初は4人、そこから3人、2人と減っていき(1度話した人は以降参加しない)、最後に残った人は1人でフリートークをするという、後ろに残った芸人さんの腕が試されるなかなかシビアな企画とも言えるでしょう。
芸人さんはみんな自分が早く呼ばれてくれ!と祈っていました。

4人トーク

4人のトークゾーンでくじを引かれたのは三四郎の小宮さん、ナイツの塙さん、オードリーの若林さん、アンガールズの山根さんです。フリートークの主力と目されていた小宮さん、塙さん、若林さんが気楽に話せる4人のゾーンで呼ばれたことに呼ばれなかった人たちがガヤガヤ言ってました。
塙さんが回す感じで、直近におめでたがあった小宮さんと若林さんにその辺りの話題を話していました。所々でしっかり笑いどころを作りつつも、4人いるので全くヒヤヒヤしない、安心して聞けるトークでした。山根さんもしっかり会話に参加できていて、打ち解けられていて良かったと思います。

3人トーク

3人のトークゾーンでくじを引かれたのはぺこぱの松陰寺さん、オードリーの春日さん、ナイツの土屋さんです。3人いるので会話はできそうですが、受け身で話をするタイプの春日さんと土屋さんがいるのでそこに不安はありました。
奇しくもその不安が的中する形になってしまいました。やべ〜どうしよう〜っていうのが凄く伝わって、それはそれでめちゃめちゃ面白かったです。松陰寺さんが色々聞きたいことを聞く形でしたが、ほとんど何も得られていなかったですね。

2人トーク

ここでくじが残ってしまったら1人トークが確定してしまう運命のくじ引き。ぺこぱのシュウペイさんと三四郎の相田さんはくじを引く田中さんの不正を疑っていましたが、くじの結果シュウペイさんと相田さんが2人でトークをすることになりました。
トークの内容はおめでたがあった小宮さんの結婚報告を聞いたときの相田さんの心境が中心でした。落ち着いたトーンで、かと言って3人ゾーンみたいに話す内容が尽きることもなく、じっくりと話をされていました。2人トークの良いところ、お2人の良いところの両方が出ていたと思います。

1人トーク

くじ引きの結果、最後の1人に残ったのはアンガールズの田中さんでした。トーク前の表情が映るたびに面白かったですが、トークが始まってからは圧巻でした。若林さんとの対立構造を作っていて、直近でオードリーのオールナイトニッポンの代役をやっていたのでその話が中心でした。田中さんを怒らせたら面白さでは誰も勝てないんじゃないかと思います。
アンガールズ代役回を聞いていなくても十分面白いですが、聞いていたからこそ、そのときのことが鮮明に思い出されて、めちゃめちゃ面白かったです。まあ、トークの大半が下ネタに寄っていたので女性はどういう気持ちで聞いていたのかは分かりませんけど。
以前千原ジュニアさんのライブで田中さんが出演したときに、地獄の空気だったのを田中さんが一変させたというエピソードを佐久間宣行さんが言っていたのを覚えているんですけど、場の空気を変えられるのが正真正銘本物の芸人さんだなあと思います。そういった意味で、今回の1人トークも、場の空気をガッチリ掴んで自分のものにした田中さんの腕をしっかりと見ることができました。逆に、田中さんが残ったことで心配することも特に無かったんですけど、それを見れたのがすごくいい体験でした。超かっこよかったです。

最後に

2時間半の大ボリューム、本来はネタだけの予定で始まったものがよしもと芸人さんの不参加も相まってフリートークの時間にしたのが功を奏したライブでした。もちろん、今ニッポン放送でラジオ番組を持っているよしもと芸人さんの霜降り明星、マヂカルラブリー、中川家といった面々にも是非とも参加してほしいライブだなと思います。オンラインチケットの売上はそこまで芳しくない感じ(正直佐久間さんのイベントのほうが売れてる)らしいですが、現地にいた僕としては売れてないのが不思議なくらい楽しかったです。
お笑いラジオスターライブ2022とある通り、2023以降がちゃんと行われてほしいですし、武道館くらいのキャパで、1万人くらいの大型イベントも十分できるんじゃないかなと思います。期待しています。
やっぱりお笑い、ラジオは最高です。本当に心が満たされました。これからも心の支えにしていこうと思います。

ただ、シャッフルトークの1人パートで昨日の田中さんを超えられる人はマジでいないんじゃないかなあ。


余談ですが、下の写真(もちろん全員分ありましたがここでは割愛)を撮るのに20分くらい並びました。開場後すぐに並んだのでこれでもマシな方なんだと思いますけど、階段を何段も上り下りするほどのすんごい列でした。

すごい


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