双極症/双極性障害のドラマ感想 NHKドラマ「Shrink(シュリンク)
精神科医が主人公の漫画が原作、現在NHKで放映中のドラマShrink。
昨夜、その第2回の双極症(双極性障害)が放映され、私がその当事者で、事前番組にも出演させていただいたので、感想をつらつらと。
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医療保護入院
心理教育
精神保健福祉士の支援
家族支援
生活訓練施設
私が双極症を発症して、福祉サービスを利用し、また就労支援の仕事に就いたかは知ることができた情報が今回、詰まってました。観るだけで勉強になる。
双極症を解説するシーン。
ヨワイ先生を通じて 加藤忠史先生(国内の双極症研究の第一人者)が話してくれているような、誤解を招かない丁寧な説明が印象的でした。
※実際の医療監修が加藤先生
「兄は人が変わってしまった」
「病がそうさせている。本当の玄さんはその奥にいる」
鼻歌まじり
山積みの宅急便
ダジャレ
声のトーンがかわる
心当たりがあり過ぎで直視できない自分がいた。
ドラマの玄さん(双極症I型の診断を受ける第2回の主人公)を通じて、自分自身を客観的に、また家族からの目線でも客観的。
同じシーンを二重の視点で認識するから余計に刺さる。
生活訓練施設リベラは、漫画にもこの名前は出てくる。
あるテーマについて対話する「ダイアログ」、私が働く会社リヴァの生活訓練でも同じプログラムをやってたりして、人ごとに思えない重なりと、その漫画の回がまた、私が当事者でもある双極症がテーマ。
映像で見れる日がくるとは。
最後に。
松浦慎一郎さん( 第29回東京国際映画祭に出展の映画『かぞくへ』で主演)の躁状態を誇張し過ぎずリアルな表現、引き込まれてしまって、前半は私の過去を重ねて感情が呼び起こされた。
最後にかけても過度なハッピーで締めるでなく、現実的な、でも希望も見える表現で。
松浦慎一郎さんがドラマShrinの玄さん(双極症I型)の役をやっていただき本当よかったです。
今後、双極症/双極性障害を私が誰かに伝える作品の第1選択は、ドラマShrink第2回のアマプラです!
※第2回のアマプラ配信は9/15からだそう
Shrink原作の七海先生がドラマ撮影の裏側などもお伝えされています👇️