心理療法ACTで前向きな自分になるPart.2
皆さまお疲れ様です。
今回もラス・ハリス氏による著書『自信がなくても行動すれば自信はあとからついてくるーマインドフルネスと心理療法で人生が変わるー』(筑摩書房、岩下慶一訳、2021年)から、
心理療法ACT(アクト)による自信のつけ方について紹介していきます。
まず何かを始めたとき自信が持てない背景には、以下の5つの理由がありました。
期待が大きすぎる
自己評価が厳しい
恐れに囚われている
経験が不足している
スキルが不足している
今回はこの5つから抜け出すために必要な
「自信のサイクル」について紹介していこうと思います。
「自信のサイクル」を回そう
以前のPart.1の記事で「目標」と「価値」の違いについて書きました。
詳しく説明できてなかったので、もう少し砕いて説明します。
目標:自分が望んでいる結果であり、叶ったらその時点で終わる。
価値;自分の中でレベルアップしていくための指針。
何かを始めた時、目標=結果にばかり焦点をあててしまっているので、上手くいかなかったとき挫折が生じてしまうのです。
結果を重視するか、または価値に焦点をあてるかはその人の自由です。
この本ではたとえ結果が上手くいかなくても、行動した価値に焦点をあてることで心理的負担が大分減ることを伝えています。
そのためには以下の4つの「自信のサイクル」を回すことが大切です。
スキルを磨く
その磨いたスキルを実際に使ってみる
その行動した結果を評価する
必要ならやり方を変えていく
「自信を育てるには練習が必要、そのためにはコミットされた行為(決意の行動)が必要である」と、ラス・ハリス氏は説いています。
今回は参考としてこの本を紹介しましたが、
皆さまも何か始めたときはこの「自信のサイクル」を回して取り組んでみてください!
その行動の先に良い結果があることを願っています。
他にもこの本では不安を消すための解決方法などを紹介しているので、気になった方は読んでみてはいかがでしょうか。
今回も最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました。
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