プロ犬。セキュリティの番犬物語/第一話 :誕生
ここは2050年。
そう、時代的にはレイ・カーツワイルさんが提唱してた、シンギュラリティを過ぎてるから何でもありの世界。
コンピュータと人が調和した理想の世界には、危険なことは何もないから、みんな危機意識はなくっていた。
そんな、セキュリティという言葉すら、みんなが知らないくらい平和な世界。
ちょこっと郊外の中堅企業に、小さな仔犬が、セキュリティの番犬として入社してきた。
もちろん、この時代は、就職氷河期とかもないし、いきたい会社に入れちゃう。
うまれたての仔犬は、なんとなくだけど、この会社にはいりたいと思ったんだ。
でも、社員にするには、まだまだ若い・・・
仔犬はもちろん何もしらない。
純粋無垢なかわいい仔犬。本当にセキュリティの番犬になれるのかな?
セキュリティという言葉すら、みんなが知らないくらい平和な世界。
そんな世界にも、いたずら好きなやつや、悪いことをするやつはいる。
今年度の同期社員は5名ほどいるらしい。どんなやつらなんだろう。悪いやつもいるかもしれない。
言葉も話せない仔犬、だただたクーンクーンとないている。
©️Mahalopine