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保健農園ホテル フフ山梨

友人と行くはずだった沖縄旅行。新型コロナウィルスの感染拡大で泣く泣く断念しました(2020年7月31 日沖縄独自の緊急事態宣言)。
しかし!何もしないのは寂しすぎるので、急きょ「保健農園ホテル フフ山梨」を二泊三日で予約しました。

期待を遥かに超えるナイスな場所でした。

1 交通アクセス

最寄駅は、塩山駅。
行く前は、「どこそこ??」って感じでしたけど、新宿から特急で、たったの1時間半!塩山駅には送迎バスがお迎えに来てくれて、そこから15 分くらいでホテルに到着です。
最近は、コロナの影響で、公共交通機関が敬遠されてますけど、そのおかげで、めっちゃ空いてて、むしろ安全。JRのホームページを見る限り、新幹線、特急共に、換気システムも不安はなさそうです。

ちなみに、特急は、在来線のグリーン車方式に移行していて、特急券は、駅のホームの販売機で買えます。車内でもチケットの清算ができるので、「時間がない!とにかく乗っちゃえ!!」ができるのも便利ですね。

2 施設全体

着いた途端、ジブリ映画を思わせる異国情緒たっぷりの建物にびっくり!建物は千と千尋の神隠しっぽく、ちょっと古びた印象を与える庭や敷地はラピュタの天空の城っぽい?森に囲まれた様子は、年末に訪れたウブドを思い出しました(遠い目…)。

そこかしこに、ハンモックのかかった、座ったりお休みできるスペースもあって、気候がよい時期には、ゆっくり読書も楽しめそうです。

ただし、建物内はひたすら階段。しかも、なかなかの段差。エレベーターありません。

およ?っと予期せぬところにも細かい段差があって、危うくこけそうになりました。今時珍しい、バリアアリーな施設ですので、足や目に自信がない人は要注意。

あ、お風呂は温泉ではないですが、露天風呂もあります。ウッドデッキに、ジェットバス噴射機能の付いた丸いバスタブが。スイッチを押すと、ジェットバスと共に、なぜか赤青黄色と鮮やかにライトアップ。「…って、これラブホのバスタブやーん!!」と心の中で突っ込みました。

3 お部屋・アメニティ

今回私が泊まったお部屋は、シングル用で、ホテルの中では小さい部屋のようです。それでも、1人旅には、ちょうどよい広さ。エアコンも快適でした。特に気に入ったのは、ブルートゥース・スピーカー。スマホの音楽も、最高の音質に様変わりして癒されました。

アメニティは、液体系以外は標準装備。液体系は、シャンプー・トリートメント・ボディソープのみです。基礎化粧品関連はないです。しかも、ホテル内で販売している様子もなかったので、ここも要注意ポイント。

ベランダ(下の写真)にもテーブルセットが用意されていたりして、季節がよければ、ここでも執務できそうですね。(虫には要注意。)

部屋の場所と携帯会社にもよるかもしれませんが、携帯(ソフトバンク)の電波はすこぶる弱かったです。

4 お食事

なにせ施設名にも「農園」と付けるくらいですから、ひたすらお野菜が主役です!(実際に、敷地内の農園から食材を調達しているそうですが、宿泊者の見合う収穫を維持するのは大変だそうです。)
安心してください。朝にはお魚、夜にはお肉も出ます。アルコールメニューも(リトリートのお宿の中では)充実していて、山梨のワインが楽しめます。

ちなみに、どこかのHPには創作フレンチと書いてますが、フレンチシェフとは契約期間が切れたそうで、今は日本の家庭料理という雰囲気です。

お昼は、麺類と茶碗蒸しのセット。下の写真は、初日にいただいた、おしゃれなほうとうです。(初日と最終日も別料金でランチをいただくことができます。)

5 プログラム

朝、昼、夕方に、自由に参加できる各回1時間程度のセット・プログラム(宿泊代に参加費用が含まれている)があります。

私が参加したのは、初日と2日目の夕方に「セルフ・メンテナンスストレッチ」。これは、ヨガとストレッチが組み合わさったような感じです。

2日目の朝「セルフ・チネイザン」。チネイザンは、「気内蔵療法」ともいうらしいです。「気」とか言われると、どうにも怪しげでドキドキしてくるのですが、一応、経営母体は医療系のホテルということもあり、ひとまず信じて言うなりにやってみました。おへその周りを指圧したり、腎臓呼吸なるものに取り組んだり。確かに、なんかいい感じ…?

2日目の昼は「ジャムづくり体験」。今回の材料は、コリンキーというカボチャでした。黄色が鮮やか!(私がつくったジャムは、真ん中です。)

なるべく空気を抜いて、詰めるだけ詰めて蓋をすれば、そのまま3カ月くらいは保つそうです。ただし、いったん蓋を開けたら、2週間くらいで食べきってね、とのこと。

3日目の朝は、「座禅」。本物のお坊さんが来てくれて、座禅のお作法や説法をしてくれます。何人かお坊さんが来てくれるらしいですが、本日は、曹洞宗のお坊さんでした。どうでもいいけど、左足めちゃ痺れた…。

敷地内には自由に短時間で散策できる散歩道や、森林セラピーロードなる小道もあります。川に沿って森の中を歩くのは、確かに気持ちがいい!!ちょうど「指輪物語」で、主人公フロドが森の中を逃げるシーンを聴きながら(←オーディオ・ブックにて)散歩していたので臨場感バツグンでした。

6 マッサージ、エステ

せっかく来たのだからと、フルボディアロママッサージ+足つぼマッサージ+腸マッサージの140分フルコースを予約!・・・したのですが、こちらは残念ながら、かなりがっかりでした。

私は、強力リンパマッサージに定期的に通っているので、そんじょそこらのパワーでは痛くも痒くも…という感じなのですが、施術室の扉を開くと、何とも優しげで小柄なマダムが。う~ん、嫌な予感しかしない。
悪い予想どおり、終始「撫でてるの?」と突っ込みたくなるソフトタッチで、効いているのかいないのかさっぱり分かりませんでした。きっとフェイシャルが得意な方なんでしょう。

ほかの宿泊者の方の情報では、「筋膜リリース」の担当セラピストはすごい腕がよかったそうですから、当たり外れがありそうですね。

7 その他のメモ

4月中旬には桃と桜で山がピンクに染まり、まさに桃源郷になるそうです。紅葉の見ごろは、11月下旬ころ。

花より団子ならば、6月から10月がベストシーズンとか。

次はいつ行くか、迷いますね!!

といいながら、なんとこちら、2021年に閉店してしまいました!涙
次の経営者の手腕が気になりますね。



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