29歳OL、転職活動終了!内定獲得までの道のり
こんにちは。脱北者です。
2024年5月末に前職を退職し、3か月の人生の夏休みの間に転職活動を実施。内定獲得に至るまでについて備忘録を作成しましたので、同じ境遇の方がいたらご参考になれば。
プロフィール
まずは私のプロフィールを箇条書きで。
1995年生まれ
女
MARCHの法学部法律学科を卒業
中東圏に1年留学
1社目はベンチャー
海外営業3年経験
英語の業務使用可能
ENTJ or ESTJ
前職でのあれこれ(リンク参照)と結婚にかかる引っ越しのため、2024年3月頃に転職を決意。
前職の経験
前職は社員50人程度のベンチャー企業で、商社的な立場で営業を3年。
国内、海外営業両方経験あり。
日本製品の海外販促を現地法人の社員と一緒に行う。
海外販促計画の策定から、海外展示会の企画実行、顧客のフォローアップ、交渉、契約、契約後の輸出業務に至るまで一気通貫した業務を実施し、その進捗を国内顧客への報告を行う。商社+コンサルもどきみたいな業務。
良く言えばジェネラリスト、悪く言えば専門的な知識がない器用貧乏。
転職先の条件
転職先の条件は大きく分けて4点。
①大阪に拠点があること
結婚を期に東京⇒大阪に引っ越す必要があるため、大阪で働けることを必須条件に設定。全国転勤や海外駐在を前提とした採用は却下。
②海外に拠点を持つ国内メーカーの海外営業部であること
前職が商社であったため、取引先10社以上の製品を世界各国に販売するという業務を行っていた。一方で、1社の製品に自分のリソースを100%割ければどれだけ売上が立てられるのだろう、というジレンマを感じていたため、今回は自社の製品だけに注力できるメーカーの海外営業部を志望。
③ホワイト企業であること
前職の多大な残業時間、ゼロコンプラに辟易していたため、ガバナンスがちゃんとしている上場企業もしくはそれに近い企業を志望。
④年収が上がること
前職の年収がやっている業務量、責任の割には同世代の平均年収程度しかもらえておらず不満であったため、前職+100万円の金額が年収レンジに入っている企業に絞って応募。また、見込み残業の会社も候補から外した。
転職サイトの活用
最初はAMBIに登録を行い、2,3社のエージェントと面談を行ったのち、エンエージェントの方をメインに活用。
AMBIを選んだのはUIが美しいから。
結局エンエージェントのプラットフォームに移行して転職を始めることになったものの、この選択は良かったと思う。
やはりAMBIから来る企業からの直スカウトは求人情報がかなり限られており、そしてエージェントを通さずに労働条件を雇用主と直接交渉するというのはどうしても労働者側の好感度が下がってしまう。
次回転職することがあれば、AMBI以外のプラットフォームと、エンエージェント以外のエージェントサイトも利用して比較を行ってみたいと思う。
エンエージェントの良いところは、まず担当が一人つき、その担当に自分の望む転職条件(地域、職種、年収など)を伝えることで、30,40件程度の転職候補を提示してくれる。
希望する求人に「応募する」というボタンを押すだけで、自分の履歴書と職務経歴書が自動で送信され、企業側で書類選考を行ってくれるという仕組みだ。
ちなみにエージェントの方が言っていたのだが、現在の平均書類選考率は10%を切るらしい。
私も19件応募し4件のみしか書類が通らなかったため、この書類選考率の低さはあながち間違いではないのかもしれない。
書類選考、WEBテスト
今回、中途採用にもかかわらず書類選考が通った4社について全てWEBテストが求められた。
1社WEBテストを対策せずに受けたところひどい手ごたえであったため、2社目以降は1冊SPIを一通り解いたうえでWEBテストを行った。
この1冊のおかげで(?)WEBテストで一度も落とされることはなかったため、対策をしておいて悪くはないとは思う。
1次面接
書類選考が通った4社と面談を行った。
多くの企業が事業部の方3~5名との1時間程度の面接の実施であり、自身の経歴や前職での経験など、能力と会社の人柄に合うかどうかが判断基準であったと思う。
4社中3社1次面接は通過し、うち落ちた1社についてはエージェント曰く「1次面接での事業部からの評価は、志願者の中で一番であったが、なぜか落とされてしまった」とのこと。まあこういうこともある。
海外営業を志望していたこともあり、4社中3社について英語で面接を行う時間が設けられた。ビジネス英語を職務経歴書に記載する場合は、英語での面接についても対策をしたほうがいいかもしれない。
2次面接(最終面接)
3社中2社について大阪の本社に赴き対面での面接を実施。
どちらの企業も役員+1次面接にいた事業部の代表との面談であった。
1社についてはゲラゲラ笑いながら1時間雑談をして終了、もう一社については重厚な扉をノックし「失礼します」と入るようなお堅い面接をし、更に英語で質疑応答の時間も設けられ、冷や汗をかきながら面接を終えた。
内定獲得!
残り1社の最終面接が終わる前に3社中上記の2社の内定が出てきて、かつそのうち1社が第一志望であったため、残り1社については最終面談をお断りした。
上記に記載した希望条件は年収を除いて全てクリアした。
年収については手当、残業代等を含めると前職+50万くらいになりそうである。東京から大阪に転職するので年収アップは難しいかもしれないとエージェントに言われていた割には、成功した方だと思う。
ただ、現在まだ交渉の余地があると感じているため再度年収については交渉中であるが、上がらなかったら上がらなかったで仕方がないので内定を受諾しようと思う。
総論
希望していた条件を9割方達成し、そして職場の雰囲気もかなり恵まれたホワイト企業に内定することができたので、今回の転職については7.5/10くらいの点数を与えたい。
ただ、やはりベンチャー企業という職歴のためか書類通過率は低く、逆に書類さえ通過してしまえば内定までいただけるような突破力を持っているなと感じた。
もし改めて転職活動を行うとしたら、以下の点を改善したいと思う。
①エージェントサイトの並行利用
7月末にビズリーチに登録したのだが、かなりよさげなダイレクトスカウトメールが届いていた。選考が進む前だったら応募していたと思う。このようなことがないよう、転職を開始する3か月前くらいには転職サイトに一斉に登録してしまうのもいいかもしれない。
②職務経歴書の定期的なブラッシュアップ
適当に見つけたテンプレートを使用するのではなく、最も美しく読みやすいテンプレートを使用し、エージェントと共にさっさとブラッシュアップしておくことで、書類通過率を上げることができたのかと思う。自力での職務経歴書の作成、ダメ絶対。
③資格の取得
営業職であるため、アピールできるような資格がTOEIC840点、簿記3級程度しかなかった。これだけではなかなかインパクトが弱いため、欲を言えばTOEIC900点くらい取っておいたり、USCPAなどの資格を取得しておけばもう少し「話だけでも聞いてみようか」という気持ちにさせることができ、書類通過率が上がったかもしれない。ベンチャー企業という弱いバックグラウンドを持つ人間が大企業出身者と同等くらいに信頼してもらうには、ある程度強い資格を手にしておく必要がある。
とりあえず、9月から大阪で労働を再開する予定です。また3年程度働いてみて、必要があれば35歳くらいまでは転職を繰り返していこうかなと思います。