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大学院での研究計画書作成で絶望した末に奨学金申請を切り捨てた決心

2024.8.5
世界を旅しながら、来年の大学院に向けて準備中の今。
とある知り合いヅテに知り合った大学教授の方にチェンマイを案内していただくことに。ここ5日間、大学院の奨学金申請のための研究計画書と申請書作成のためにとにかく焦りと迷いとストレスを抱え続け、せっかくのチェンマイ滞在期間中をほとんどカフェとワークスペースで過ごしていた。
とにかく文字数に達したものを作らなければと無理やり紡いだ言葉たちは、いとも容易く、この大学教授にものの1分ほどの添削ですべての痛い所の指摘を受けた。

私がこのとき書いていた研究タイトルは、「コミュニティエンパワメントに対する若者のエンゲージメント向上への外部者の役割 ー南アフリカの少数民族に対する若者のモチベーション調査を通じてー亅
Sustainable Developmentについて研究できる環境のある南アフリカの大学にとにかく行きたくて、自分の興味のアンテナに引っかかっていた「コミュニティ亅と「地域開発における外部者の参画亅と、「少数民族亅、「心理的なモチベーションの持続性亅といった項目を盛り盛りにして、なんらデータや先行研究も十分に見ずに書き出したテーマ。
・南アフリカについて何も知らない印象を受ける。何で南アフリカ?
・コミュニティってどういう定義?
・少数民族にフォーカスする理由は?
・先行研究ではどこまで明らかになっているの?
・本当に自分が明らかにしたい問いなの?
・これからのキャリアにどう関わってくるの?何をしたいの?
すべての指摘に何も十分な答えが出せなかった。

この指摘を受けて、50%位の確率で選考に選ばれるかもと期待していた気持ちは崩れ去るとともに、自分でも今の課題と立ち位置に納得した。
そりゃそうだ。こんな状態では奨学金どころか本丸の大学院の先生になんてもっと通用しない。もっともっと論文やデータを読み、もっともっと考える時間が必要。あと1週間やそこらじゃ絶対に自分が納得のいくものなんて作れないってことがやっとはっきりとわかった。
はっきりと指摘を下さった先生に大感謝するとともに、絶望を感じた。

その後1人になり、マッサージを受けながら色々と考えた。
今の私には、奨学金を間に合わせることよりも、何を学びたいのか、きちんと計画書を作り込むことが必要で、それをしなければ自分のモチベーションも上がらなければただただタスクに追われておしまい。奨学金といってもJASSOならまだ1ヶ月超ある。少しでも安心材料に2つ受けたかったけども、大学院に受からなければそもそも無駄になってしまう。
幸い私は貯金もあるし、家族にお金を借りることもできる。
まず1つ、伊藤国際財団の申請を諦めよう!!と決心した。

「やること亅よりも「やらないこと亅を決めるほうが難しい。これは私にとってどんなときも本当に本当に本当に課題。この申請を諦めるにもとても後ろ髪を惹かれるけども、でもやめた!!!私にとって大きな決断。でもとてもスッキリした。何をやりたいか、考えることに集中できる!

1時間のマッサージの中で考えたことの1つはこれ。
もう1つ、本当にやりたい問いも見えてきた。体はリラックスしているのに頭がギンギンな1時間で、終わったときには気持ちも晴れ晴れしていて最高であった。。


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