20241123
バイト用のスニーカーのまま帰ってきていることに、最寄り駅に着いてから気がついた。
うっすら雪が降っていて、
雪に世界の音が吸い込まれるから
周りはほんとうに静かで、
スニーカーが雪を踏む音が
すごく大きく聞こえてきた。
それですごく、なぜか、かなしくなって、
私はずっとひとりなのかなぁ。とか
誰にもすきだよって言って貰えないのかなぁ。とか
ほんとうにしょうもないことを考えて
それでまたいやになったりしていた。
最寄りから家までの15分間。
よく、好きだった人に最寄り駅に着いた時に電話をしていたことを思い出した。
「電話してもいいですか?」
「いいよー」
こんなやりとりをしていたんだよな。
15分じゃ足りなくて家の周りを何回もぐるぐるしていたんだよな。
わたし、
あの人の事がまだすきなんじゃなくて、
その思い出が全部まだ好きなんだと思う。
全部優しすぎるんだと思う。
でも、やっぱりふと現実に戻ると
私は一人で帰り道を歩いているわけで、
あの人はベランダに出ても私と電話していたことなんて思い出さないわけで、
結局、一人になってしまった。
一人でも強く生きれる人になりたい。
と同居する、
誰かに愛されていたい。
が私をとても弱くしている。
その弱さを肯定してくれる誰かが
あの人じゃなかったことが未だに悲しい。
私を弱くしているのは、これ。
恋愛において自分を下げすぎて
上手くいかなかった恋に依存してしまう。
ほんとうにもうやめたいね。
幸せになりたいっすね。
うるせーよ、バーカ。