退院の日
どうせ病院にいてもベッドの上で安静しかないから
午後の診察で問題なかったら帰宅してもいいとのこと。
ただし、絶対安静。
夫に役所への手続き(死産届けと火葬の予約)をしてもらい、診察も問題なし。
夕方迎えにきてもらう。
夫に会えた、嬉しかった、安心した。
赤ちゃんに箱に移動してもらって
先生たちが手を合わせてくれる。
そこで
あぁ、亡くなってしまったんだな。
って実感。
これまで一緒にいても我が子ってだけで
亡くなったと実感がなかったのかも。
手を合わせたことはなかった。
2人一緒に箱に収まる姿は愛おしくて。
夫に抱っこしてもらって嬉しそうだったな。
この姿が愛おしくてたまらない。
ああ、これが生きて元気に抱っこしてくれてればな、って。何度思ったか。
この姿見て涙出そうになったけど、
たくさん人がいたから我慢した。
私が後部座席で膝に2人の箱を持って。
車が走り出すと夫は無言で泣き出す。
やっぱり、溜めてたんだなあと。
私はこれまでも2人と会う時間たくさんもらって、思いをぶつけてきたけど、
夫は手続きやらなんやらでバタバタして
実感したのが今だったんだなって。
車を停めて話すことに。
夫と抱き合って思いをぶつける。
(私が)生きて元気に帰ってきてくれてよかった。そればっかり。
あんな痛くて叫ぶ私の姿みて、痛まない人はいないと思う。優しい気持ち、ありがとう。
2人はわたしたちの立派な第一子、第二子だよ。この世に生まれてきてくれてありがとう。
戸籍には載らないことを夫から聞く。
戸籍に載るのは23週以降。
でもあんな紙に載らなくても、
2人は立派な私たちの子だから心に刻んでおくね。
家族4人で帰宅。
おにゅーの服を着せて
妹が購入してくれたおくるみをお布団に。
本当に可愛かった、愛おし過ぎた。
この時間が続けばいいと思った。
産まれた日がどんな日か調べたりして
寝室でゆっくり話して夜を過ごした。
誕生花は地元で有名な花で運命だ!
絶対2人がこの日を選んで産まれてきてくれたと思う。