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基本は定時退勤!!



#仕事の心がけ


私の職場は結構ブラックだ。

15分単位の勤怠と残業した場合の深夜割増が出ない。これは会社が悪い。

あとは自主的なブラック組が多い。あちらを見ればサビ残、こちらを見ればサビ残…。サビ残を当然のようにする上司達。

ちなみに私が聞いたところ言い分は2パターン。
「残業するのは仕事が出来ないって言ってるのと同じ」
「仕事だから仕方ない」

だそう。

とりあえずいつか辞めよう、私はそう思いながら働く事にした。我ながら怠惰な生活を送っている上、ここが2社目ですぐ転職は良くない。生活が出来て、趣味にちゃんと時間を使える限りは働くけれど、辞められるように資格を取ったりもしてみよう、そんな感じ。

そして私は「基本は定時退勤」と自分にルールを定めた。勿論欠勤が出たとか、異常に混雑して仕事が終わってないとかは別。そしてサビ残はしない、残業代はきっちり請求するとも決めた。

彼ら、一応サビ残は違法だという認識はあるらしいので積極的にサビ残しろとは言わない。ので、私は欠勤フォローにしろ混雑にしろ残業する時は下手に出て残業指示を貰う、ちゃんとした残業の形を常にとる事にした。サビ残組はなあなあで残業するから良くない。

なんなら厄介新入社員の私は初期、「何時間付けられるんですか??」「何時間付けて良いんですか??」と警戒心を隠さずに圧をかけていた。うちの職場の唯一の救いは、サビ残しろ!残業つけるな!と明言するバカが居ないことだと思う。皆、自分の手は汚さずに残業させたいらしい。

うちの職場の良くないところはこれが結構新卒にはささるところ。特に高卒勢はバイト未経験とかバイトから社員登用組が多く、それはそれは素直に受け入れてしまう。こうしてブラックが生まれるのだなと私は思った。1社目はそのあたりきちんとしていたので、育ちとは恐ろしい。

というわけで私が定時退勤の為に心がけている事が幾つかある。

1番大切にしてるのは、その日の予定を組むこと。前後の混雑や物量、天気、欠勤の有無等から今日の自分が忙しいかどうか、絶対やる事、出来ればやりたい事を設定。予想は外れることもあるので、ある程度の大袈裟なくらいに設定しておくと楽。あと現在の混雑を見て予想を修正もする。で、余裕がある日は明日の私の為に仕事を先取り。逆に無理!って時は翌日に回す。場合によって、この日欠勤多いなって思う日は早出したいと希望すれば早出させてくれる。これも上司の許可を得ているので正統派時間外。勝手に早出は良くない。

それから、「終わりの形」に持ってくまでの道を作ること。
夕方になるとそろそろ締めに向けた作業が必要になってくるんだけど、この時に「どうせこれは減るから補充しないといけなくなるな」って予想したものはまた取りに行くのが面倒なのでストックとして持っておく。そうすると時短。あと「最低何時から締めを始める」ってラインを決めてて、そこに合わせて動く。大事なのはこのラインに他人を入れないこと。うちの職場にはバイトもいるけど、問答無用で他の所に取られたりもするので、私の予想にバイトをカウントするといざいない時に困る。あくまで「私ひとりで締める」想定で流れを作る。

この終わりの形は、自分が締めじゃない日でも意識してる。
学生時代、私より年長の人が私より早く帰るシフトの時でも混雑した日とかはある程度目処がつくまで残ってくれたり、手伝ってくれていた。
私は当時(今もだけど)仕事があちこち散らばって何をすべきか見えなくなると本当に駄目になるので、それが見えるように、見やすいように整理してくれていたのが一番ありがたかった。

だから私も後を残して帰る時も「あとはこれだけ」って状態にする。ここが散らばってる時は帰らないけど、それは大概本気で混んだ日なので上司にも「この混雑では無理です」と宣言して残業申請する。

毎日状況が違う客商売なので日によっては上手くいかない日もあるし、何より上司からの印象は良くない。ただ、自分の仕事は終わらせてるので文句は言えないし、初期からの態度もあって私は「そういう人」と認識されているので巻き込まれにくい。この職場で出世したいとは思ってないし、必要無いと判断されて異動(うちは大型店なので、昇格以外での小型店への異動は左遷みたいなもの)なら寧ろ万々歳。もしかしたらそこには尊敬出来る人がいるかもしれない。唯一の心配は異動とライブやイベントの日程が被らないかどうかだけ。

なので、私はこの心がけを少しも後悔していない。
今年も定時退勤の女として生きていこうと思う。


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