英語で口演発表する時の対策
英語でオーラル発表と言うと敷居高く感じる人もいるだろう。筆者なんて母国語での発表もあやしいのに英語となると悲惨である。そう言っても国際学会はもちろん、最近では国内の学会でも英語セッションがあるし、英語でスマートに発表している人を見るとかっこいいですよね。
そんな筆者のおっさんの英語発表しなければならないときの対策(独自)について紹介したい。こんな私でも何とかなっている?ので、英語発表したことない方でも準備さえしておけば大して心配することはないかと思う。
1. 簡単な言葉を使う
論文と違って口演は文字に残るものではないので、自分が苦手な音の言葉や長ったらしい言葉は避けて、できるだけ簡単で発音しやすい言葉を選ぶようにしている。例えば “I performed XX” の代わりに “I did XX” を使うなど。実戦的な表現を増やすためにIOMPやAFOMPなどのウェビナー動画を見て、使えそうなものがあれば盗んでおくのもオススメ。
2. 発音を確かめる
いくら簡単な言葉を使ってもそれが伝わらなければ意味がない。そこで翻訳アプリなどを使って実際に自分が口に出した文章がその通り認識されるかチェックしてみる。認識されない文章は発音を訓練するか、それでも難しいようなら文章を作り代える。最近はネイティブやAIによる読み上げサービスもあるので、それらをお手本に練習するのも効果的かもしれない。
3. 予演会をお願いする
英語発表に限ったことではないが、予演会は多少なりとも緊張感をもてるので本番に向けた良い練習になる。可能なら英語が流暢な先生や留学生にも聞いてもらって英語面でもフィードバックしてもらうのが望ましいだろう。発表スライドに対して意見がもらえるのも予演会のメリットに違いない。
4. 座長に挨拶しておく
英語発表で不安になるのが質疑応答だろう。よくあるのが「質問者が何を言っているのか全くわからない」。国際舞台で変な空気になるのだけはどうにか避けたい筆者はセッション開始前に座長の先生へ挨拶に行き、その際に「英語が不慣れなので、もし本番フリーズしたら助けてください」と正直にお願いしている。幸い今のところそういった状況に陥ったことないが。
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まぁ私も国際学会のオーラル発表は片手で数えるくらいの経験値なので、あとは場数を増やしていくしかないかと思っている。もっとも普段から英語で研究発表や議論をしておくのが最善の対策になるだろうが、大学ならまだしも市中病院勤務でどうやってそれができるだろうか・・・。
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