留学して良かったこと
どうも、しばらく更新が滞っていました。noteをはじめて早2年が経ち、これまでの記事数42、そろそろネタ切れ感も否めないところではあります。
50までは頑張ろうかな・・・。
さて、この春めでたく学位取得した学生と話していて、私「次は海外留学でも目指してみたら?(先輩面)」→学生「いやー興味ないですね~国内とできること変わらないでしょ?」と返されてしまった。
まぁ考え方や価値観は人それぞれなので、皆に海外進出を薦めるわけではないですが、少なくとも留学してこそ得られるものはあると思っています。そんな筆者おっさんの実体験による海外留学のメリットをご紹介したい。
1. 国際的なつながりが作れる
海外の医学物理士や研究者とコネクションが作れるのは大きなメリットの1つだろう。国際学会や短期の施設見学でも顔見知りくらいにはなれるかもしれないが、長期で一緒に仕事をして信頼されるつながりを作れるのは留学してこそだと思う。そのコネクションは将来的に国際的な仕事や共同研究といった自分のキャリアの可能性を広げてくれるはず。
2. 国際共著論文が増える
国を跨いでの共同研究になると自ずとその成果の論文は国際共著となる。実際に筆者は留学以降で国際共著論文の本数が随分増えた。このような海外との共同研究や共著論文は研究費申請や大学の業績報告では好まれ、自分のアカデミアとしての評価を高めてくれる。海外施設と共同研究やっていますよ~と言うとそれだけでかっこいいしね。
3. 英語への抵抗が低減できる
留学中は否が応でも英語を使うことになる。英語での発表や議論、メールでのやり取りを日々繰り返しているとどんなに苦手意識があったとしても、英語でのコミュニケーションへの抵抗は薄れていくものだ。留学前には旅行英語も儘ならなかった筆者が今や国際学会のオーラル発表をそれなりに形にできるくらい(英語力自体が上達したかどうかはさておき)。
4. その他、仕事以外のこと
日本人とは違う文化や価値観をもった集合の中で仕事をすることは自分の姿勢を見つめ直す良い機会であった。彼らは平均的な日本人と比べいわゆる場の空気を読まない。議論では自分の言いたいことをはっきり言うし、周囲に流されず自分の考えを大事にする。その良し悪しはあるだろうが、それまで周りに同調するように過ごしてきた筆者にとっては考えるものがあった。
・・・
私のように一般病院勤務だと国際的な接点なんてまぁ皆無なので、留学で得た御利益は特に大きいと思う。そのおかげで今でも海外との仕事は続いている。同僚の技師や看護師からしたらますます何やっているかわからない人になってはいるが。
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