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同業者とのつながり

 しばらく更新が滞っておりました。実は今年度から某大学の非常勤教員を拝命しまして、早速自分のキャパがオーバーフローしていました。

 そんな中、先月はJRC2023@横浜に現地参加して来てきました。言わずと知れた国内の放射線医学分野最大規模の学術大会で、現地+ウェブ配信形式での開催でした。

 私の周囲にはオンラインあるから現地は行かない勢が一定数いましたが、昨年のJASTRO@広島に引き続き現地参加をした身としては、そこで出くわす先生方と他愛もないことから真面目な話まで交えることができるのはやはり現地参加の醍醐味の1つであり、う~んこれぞ学術大会だと改めて実感した次第であった。

 さて、そんなことを偉そうに若手に話していると、「身内以外で知り合いいないので学会に参加しても話す人いないっすよ」と言われた。いやいや、医学物理士なんて狭い業界なんだから何年かやっていると自然と知り合いは増えるでしょーと適当に返答しかけたが、思い返すと筆者は引き籠り気質のコミュニケーション能力難あり人間なので、そういうわけでもなかったな。

 それでも多少の同業知人やお世話になっている先生方はいるので、そこに至ったきっかけを紹介したい。

1. ローカル勉強会に定期参加する
 県内や地域で開催している小規模の勉強会やセミナーの場合、参加人数が比較的少ない上、面子も毎回だいたい同じなのでお互い顔名前憶えやすく、知り合いを作りやすい。若い世代には飲みニケーションは嫌厭されるご時世かもしれないが、懇親会があるならぜひ出席しておきたいところ。

2. 他施設見学に行く
 他施設見学の目的は勉強面だけでなく、人的なコネクション作りという面でも大きい。見学でお世話になった先生方なら学会などで見かけた時に声も掛けやすいだろう。逆に見学に来られた側だと正直忘れてしまうこともあるので、良い関係を続けるにはこちらからのアプローチが大事。

3. 学会活動に立候補する
 学会の代議員や委員会のメンバーになると必然的に他施設の先生らと仕事することになるので、否が応でも学会内で知り合いが増える。有力者の先生ともお近づきに(?)なりやすい。まぁこれが学会の仕事をするメリットの1つとも言えるだろう。メンバーになるにはどうすればいいかって話は周囲の偉い先生に聞いてください。

・・・

 冒頭で非常勤教員になったと書いたが、地方病院勤務の平凡医学物理士がそのようなポストに推薦してもらえたのは、決して周りより優秀だからとかいうわけではなく、いろいろと縁があって声をかけていただいた結果である(と思う)。臨床医学物理士とて業界内の良いコネクション作りを心掛けていければキャリアアップに繋がるチャンスがある・・・かもしれない。

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