なぜ薬局がコミュニティスペースなんてやってるの?その6
今日は出先で書いています。まさかノートPCを持ち出して書こうとするなんて自分でも驚いています。このまま習慣化してくれるのを願うばかりです。
きっかけはどこにあるかは分からない
やりたいことが見つかったことで元気になったおじいちゃんの姿を見て、目指す薬局の姿が少しずつ具体化していきました。役割や生きがいが見つかったり、地域の人が繋がれるような薬局を作りたい。以前に比べてイメージは出来ているし、地域の人とも少しずつではあるものの関係性も深まって来ていたのですが、実際にどのように形にしていけば良いかはわからずにいました。
そんな時に、以前参加した薬局アワードの運営チームが、第二回に向けた交流会を開くという情報が入ったので、なにかヒントがもらえないかと思い参加させてもらいました。
交流会に参加している人達は良い意味で本当にキャラが濃い人が多く、とても刺激になりました。その中で、とある病院薬剤師の方に、福田さんは今後どんなことをやっていきたいの?と聞かれたので、コミュニティづくりを地域の人と一緒にできるような薬局をやっていきたいけど、やり方がわからなくて困っていること伝えました。すると、
「福田さんがいる尼崎に、コミュニティデザインやってる藤本さんって人いるけど知らないの?」
と言われました。
恥ずかしながらコミュニティ作りたいとか言っているのに全く知りませんでした。そして、その情報を東京にいる病院薬剤師の方から聞くとは。その薬剤師さんは藤本さんと繋がりがあったので、是非繋いでくださいとお願いすると、その場で連絡をしてくれて翌日に会う約束までしてもらえました。
まさか東京で尼崎の人を紹介してもらうなど想像もしていなかったので、どこにきっかけがあるかは分からないものだと実感しました。
つないでくれてありがとうカワシー!
藤本さんとの出会いで色んなことが加速しはじめる
交流会が終わり、東京から帰る新幹線の中で紹介してもらった藤本さんのことをネットで調べていたのですが、あれ?この人がやっていることって俺がやりたい事とかなり近くないか??と思っていました。
いろんな人を巻き込みんで、自分たちのコミュニティスペースをDIYで作っていたり、誰でも先生になれる「オトナテラコヤ」、お寺ととカレーをかけ合わせて新しい価値を作る「カリー寺」、行政が主催していたイベントに委託を受けて、軸は変えずに全く違うものに作り変えてしまう「ミーツザ福祉」など。※藤本さんの会社の詳細はこちら
私が思い描いていた事をすでに何個も手掛けていました。これは面白いことになるかもしれない!とワクワクしながら尼崎市に帰えった事を覚えています。
翌日、藤本さんの事務所に行って、薬局の経緯や今後作りたい薬局の形をプレゼンさせてもらいました。私の中では一緒にやると言ってもらえるまで帰らないと思っていたのですが、快く承諾してもらい、藤本さんと一緒にプロジェクトを走らせることになりました。
そこからは、いろんな事が加速し始めました。藤本さんがSNSで薬局作りを一緒にやることを拡散してくれた事により、私ではリーチ出来ない人にまごころ薬局という名前を知ってもらえるようになりました。
また、藤本さんが企画するイベントになるべく参加するようにしていたのですが、自己紹介した時にまごころ薬局の人ですか?と逆に声をかけてもらえる事も増えていきました。こうなと、数珠つなぎのようにネットワークが広がり、尼崎で面白い活動をしている人とどんどん繋がることが出来ました。
もちろん地域のイベントにも引き続き顔をだして、自治会の盆踊り大会でかき氷を作ったり、正月には餅つきをしたり、グランドゴルフの大会に出たり、行政がやっている地域のイベントにもできるだけ参加していました。
そして、以前に比べたくさんの繋がりが出来てきた頃、たまたま薬局の横のテナントが空き、ついにコミュニティスペース作りが本格的に動き出すことになりました。
その7へ続く。
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