なぜ薬局がコミュニティスペースなんてやってるの?その4
今日で3日連続の投稿となりました。なんとか続けていければと思っています。宜しくお願いたします。
みんな困っている集客
地域のことをもっと知るにはどうすればよいのか?というアンテナが立つと今まで視界に入っていなかった情報が目に入るようになりました。
例えば、地域にあるコミュニティ連絡板(私が住んでいる尼崎市ではこの言い方)や自治会の回覧板、市報、公民館などの行政の施設にあるチラシ。たまたま通りがかった所に出ているA面ボードなどなど。
目を通すと自分が住んでいる地域でたくさんのイベントが行われていました。
どんな所に行けばよいかわからなかったので、とりあえずふれあいサロンや、グランドゴルフ、百歳体操、認知症カフェなど任意団体として市に登録されている団体が主催しているイベントや、個人的に興味があるイベントには時間が合えば積極的に参加してみることにしました。
今まで地域でしているイベントに参加したことがなかったので、初めて参加する時はドキドキでしたが、みなさん快く受け入れてくれました。
やっぱり集客ってどこの団体も大変で、新しい人が来てくれるだけで嬉しいんですよね。
こんな感じで時間があればイベントに参加することで、少しずつ地域の人と知り合いになって、自分のことも知ってもらえるようになっていきました。
このおばあちゃんはなんでこんなに元気なの?
地域のイベントに参加するようになって気づいとことですが、イベントを主催している人や、積極的に参加する人は元気な人が多かったです。
中でも当時94歳のおばあちゃんで、私の薬局の患者さんでもあった方は本当に元気でした。私がイベントに参加するといつも話しかけてくれて、あめちゃんをくれました。
そのおばあちゃんの周りはとにかく人が多く、みんな和気あいあいとコミュニケーションをとっていました。趣味もとても多く、公民館の折り紙サークルや陶芸教室にも通っていました。
元気だから外に出て友達が多いのか、友達が多いから元気なのかはわかりませんが、私もそのおばあちゃんに合うと気持ちがほっこりしていました。
この頃から、薬局で服薬指導をする際に、聞ける人には薬や病気のことだけでなく、生活背景のことも聞くようにしました。趣味やボランティア活動、サークル活動、仕事、運動などの情報です。
すると当たり前かもしれませんが、趣味があったり、いろんなコミュニティに属して活動していたりする方は元気な人がほとんどでした。
薬局アワードで厚川薬局のプレゼンを聞いて
「地域の人ともっと関わりを持ちながら、地域の人と一緒におもしろい薬局を作っていきたい。」
と思い行動していましたが、薬局が地域の人と一緒に楽しみながらコミュニティを作る事で、地域の健康にも大きく貢献できるのではないか?そんな仮説を考えている時に、その仮説が確信に変わる出来事が起きたのです。
その5へ続く
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