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五感がフル回転、台湾味めぐり紀行
2023年の上海視察に続き、2024年の11月に、マゴコロダイニングの代表二瓶氏、ツリーフードパートナーズの竹原社長等と共に、台湾へ行ってきました。たくさんの魅力的な観光スポットがある台湾。今回の目的ももちろん料理がメインです。どんな料理があるのか好奇心を膨らませながら街を歩き、レストランや屋台、ローカルな渋いお店など、手当たり次第に周ってきました。料理はどれも絶品で、その美味しさに唸ってばかり。奥深く、そして幅広い台湾の美食文化の一端に触れてきました。
●味も人気も世界レベルの鼎泰豐(ディンタイフォン)
台北に到着して初めての食事は、日本にも支店がある鼎泰豐で食べました。看板メニューである小籠包が一番人気で、ニューヨークタイムズ紙では「世界の人気レストラン10店」にも選ばれたことがある実力店です。厨房の一部がガラス張りになっているので、多くの職人が小籠包の仕込みを行っている様子を外から見ることができました。
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お昼時ということで入り口には長い行列ができていました。そのため、1時間程待ってから我々は入店しました。料理を運ぶスタッフが忙しそうに動き回り、その人気ぶりがうかがえます。どのテーブルにもせいろが乗っかっていて、小籠包を目当てに来ている人が多いんだなという印象です。自ずと期待が高まります。
我々ももちろん、小籠包をまずは食べねばと数種類を注文しました。
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肉汁がたっぷりと入っているのがわかる見た目。皮からじゅわっと溢れる肉汁を味わいながら噛みしめる肉の旨さといったらたまりません。食べる前から期待感は既に高まっていましたが、その期待値をはるかに超えてくる美味しさでした。肉自体にしっかりした旨味とコクがあり、溢れる肉汁にうっとりなのです。空腹だったこともあり、食べだした瞬間にもう体中の細胞が活発に動き出し、あっという間に完食してしまいました。
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お次は中華の王道、炒飯。
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卵と油でうっすらとコーティングされた見た目が美しいです。味わってみると、米の粒感がしっかりと感じられるパラパラとした仕上がり。味付けもいい塩梅で、油っこさがなく、軽やかな口当たりにどんどん食べ進んでしまいます。余計なものは加えていないので、素材同士が引き立て合う旨味をそのまま楽しめる、まさにシンプルイズベストを体現するチャーハンといえます。
個人的に一番感動したメニューはこちら。鶏の紹興酒漬です。
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皮のコリっとした弾力のある歯応え、しっとり柔らかな鶏肉の味わい、そして後味にほんのり感じられる紹興酒の上品な香り、どれもが絶妙すぎます。三位一体となって高まる美味しさ、本当お見事なのです。この紹興酒漬けはどうやって作っているんだろうかとレシピが気になるところでした。
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次なるメニューはこれも定番、包子。
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生地はフワフワの柔らかさです。このふんわり感は出来立てならではですね。持ち上げてみると具材が詰まっていることを感じさせるどしっとした重みがありました。生地のほんのりした甘さと相まって、小籠包とはまた違った味わいを堪能できました。これも言わずもがなビールが進みます。
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こちらのお店、さすが世界に展開する人気店。どの料理も格別の味わいでとても満足感が高かったです。また、スタッフのホスピタリティのある対応も印象的でした。事務的な対応ではなく、心のこもった接客をしてくれて、気持ちの良い食事時間を送ることができました。そういった点も美味しさを高めてくれる重要な要素ですね。心もおなかも満たされた、台湾最初の食事でした。
●台湾名物、魯肉飯(ルーローハン)とご対面
街を散策していたら、魯肉飯のお店を見つけました。古めかしい看板のザ・ローカルな出で立ちに惹かれて入ってみることに。日本でも耳にすることの多い台湾の定番料理、魯肉飯。僕自身は、日本で食べたことがなかったので初めて食べました。
じっくりと煮込まれた豚バラ肉は、ほろほろで柔らか。甘さの中に香辛料をきかせたタレが肉の旨味を底上げしていて、ご飯と一緒にがばっとかきこめば、それはもう得も言われぬハーモニーが広がります。このタレがくせになる味で、タレが染みたご飯だけでも十分にいけてしまいそうです。特に、台湾料理の多くに使われている八角は独特の香りがあり、好みが分かれるかもですが、素材の味わいを一段と高めてくれています。初めて食べる魯肉飯の豊かな風味にすっかり魅了されてしまいました。
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●夜も食べること飲むことに全力投球
夜は台北の繁華街、「林森北路(リンセンペイルー)」へ行ってみました。ここは新宿の歌舞伎町みたいなところで、多くの飲食店やガールズバー、日本風のスナックなどがひしめき合っています。日本語の看板もたくさんあってほぼ日本のような感じでした。
夜ご飯を食べるお店をどこにしようかと探していたところ、活気溢れるお店が目にとまったので、ここにしようと決めました。店内は、台湾人客でいっぱいの状態で、どの卓も大盛り上がり。入り口すぐのところにあるキッチンでは、大火力で次々と料理が作られていきます。活気がさらなる活気を生み、料理とお酒でパワーチャージした客たちは「今を生きる」そのもの!そんな彼らの横で我々は負けじと声を張り上げて料理を注文していきます。
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面白い組み合わせだなと思った料理はこちら。牡蠣を使ったオムレツ。
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台湾の食事では一般的な料理とのことです。ふんわりとした食感の卵のまろやかさが、牡蠣の濃厚な旨味を包み込んでくれて、牡蠣の風味を引き立たせています。牡蠣と卵の取り合わせ、こんなに合うとは。日本の料理には中々ない発想だと思いました。野菜の適度な食感も心地よくて、味付けも濃すぎず、パクパクといけます。牡蠣料理ではカキフライやバターソテー、土手鍋とかを作りますが、これもレパートリーに組み入れたいです。
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卵とトマト炒め。
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卵とトマト炒めはあるとつい頼んでしまう大好きなメニューの一つです。玉子はしっかりと固めてあるタイプ。トマトの酸味と甘さが玉子とばっちりと調和しています。完璧な火入れと素材の持ち味を活かした味付けに箸が止まりません。
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まだまだ我々の食欲は満たされません。足裏マッサージを挟んでから次に行ったのは水餃子の専門店。ちなみに足裏マッサージを受けるのは初めてでしたが、うう、くうと眉間にしわ寄せて痛みに耐えながらの時間でした。。。がしかし、終わってみるとあれ身体が軽いかもとなり効果を実感。次の日も疲れが残っているような感じはなかったので効果絶大でした。
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餃子の皮は厚みがありもちもちっとした食感。肉とキャベツを使った具材がたっぷりと詰まっていて食べ応えがありました。特に酸辣湯の水餃子は、スープにも具材がたっぷりと入っていて食感と旨味がもりだくさん。酸味がきいたスープと共に餃子を堪能する喜びといったらひとしおでした。
●市場で台湾の生活に触れる
2日目。本当は早朝にと思っていたのですが、昨夜の足裏マッサージ効果で爆睡してしまい10時に起床しました。竹原氏は仕事のため、二瓶氏と今日の予定をどうするか話し、羅東(ルオドン)という台北の東側にある地域が気になるということで二瓶氏と自分は羅東へ行くことに決めました。
出発までの間、宿の近くを散策してみたところ市場があったのでどんなお店があるのだろうかと市場の中へ。見知らぬ街の現地の人が通うエリアは、五感が常に刺激されて面白い発見の連続です。店主とお客の距離が近くコミュニケーションをとりながら購入できるのも市場ならではの醍醐味ではないでしょうか。
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市場を歩いている途中、ふと見ると重厚感のある扉があり、これは何屋さんなのかと気になり入ってみました。
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店内の立派な棚には壺がいっぱい並んでいて、薬っぽい匂いがしたので漢方を扱っているお店だと分かりました。お店の方はご夫婦でしょうか、突然入ってきた、言葉が分からない僕にも壺の中を見せてくれたり、何かを一生懸命説明してくれました。言葉が理解できないのが残念。。このように温かい台湾人の人柄に接するたびに、その嬉しさに気持ちがほっこりなのです。
●羅東で心に染みた数々のやさしさ
台北から電車で約2時間、羅東に到着しました。本当だったら1時間くらいで到着する予定だったのですが、どうやら我々は各駅停車の電車に乗っていたようで時間が倍近くかかってしまいました。
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羅東で出会った駅員さんは本当に親切な方でした。交通カードに残高がなくてチャージをどこでするのか聞いたところ、我々の滞在期間や今後の予定などを知ると、それだったら多めにチャージしたほうが良いよとアドバイスしてくれて、駅員さん自らがチャージをしてきてくれました。お釣りを返しくれるときに、台湾の貨幣にまだ慣れてない自分たちに対して、金額を確認しながら渡してくれたりと、なんて優しい心なんだと思わずにはいられませんでした。改札を出るときは楽しんでくださいねのようなことを言いながら笑顔で見送ってくれました。
●インコの鳴き声の中、米国選挙を注視
地図など持っていなかったので、二瓶氏と自分はとりあえず、感覚的に羅東の街を歩いてみました。そして気になるところがあったら覗いてみたり、入ってみたりしながら散策をしていきます。
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インコを販売している店内にお邪魔しました。かごも手作りなのでしょうか、竹でくみ上げられていて、その丁寧な仕上がりに見惚れる程でした。
この日は、偶然にもアメリカ大統領の選挙日。どっちに決まるか、世界中が関心を集めていました。店主は我々を完全無視で、その結果の行方に夢中です。時代が大きく動く節目に、インコがピヨピヨ鳴く中で選挙を見守る店主。国が違えども大国の選挙はこのような小さいお店の店主も当然気になるのだろうな。
●漢方で快調な生き方を
漢方のお店があったのでまた入ってみることに。朝に入ってみた漢方屋さんと同様に、たくさんの漢方薬が並んでいました。
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店主は気さくに色んな相談に応じてくれる方でした。疲労回復や滋養強壮にはどれがいいですかということを身振りやアプリ翻訳で伝えたら、それだったらこうゆうのがあるよとお薦めの漢方を紹介してくれたりしました。
様々な症状に合わせて処方される漢方薬。台湾のいろんなところに漢方薬のお店があるのをみると、自然由来の叡智が脈々と受け継がれ、人々の暮らしにこうして根付いている漢方ってすごいなと感心しきりです。たくさんの種類があって、それぞれに効能が異なり、またその組み合わせによって新たな作用を生んだりもするようで、漢方は本当に奥深き世界なのです。
●匠の技が冴える、味わい深い珈琲
コーヒーショップが目にとまったのでコーヒーブレイクをとることにしました。こちらのお店は、マスターがサイフォンで一杯一杯丁寧に淹れてくれるスタイルです。
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マスターのしなやかな手の動かし方が熟練の技を感じさせてくれました。そんな身のこなしを見ながら珈琲の完成を二人で静かに待ちます。
淹れたての珈琲を味わいながらほっと一息。静かなジャズが流れる店内は居心地が良かったです。マスターとはスマホの翻訳アプリを使いながら話をしたのですが、なんと驚くことに珈琲の焙煎技術を学ぶために日本で珈琲の勉強をしていたこともあると教えてくれました。たしかUCCと言っていたような。お店はこの地で15年間続けているとのことでした。こんな出会いも旅ならではですね。マスターと談笑しながら美味しい珈琲を味わう、とても素敵な時間でした。
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●地元民御用達の人気弁当
この日は街歩きに夢中になり気づけばもう夕方。思わず立ち止まってしまうような魅力的なお店がいっぱいあってほんとう時間が経つのはあっという間です。この日はまだご飯をしっかりと食べてなかったので二人とも空腹でした。何食べようかと二瓶氏と探していると何やら行列ができているお店を発見。近づいてみると好きなおかずを選らんで詰めてもらうお弁当屋さんのようです。この並び具合、味は期待できそうです。早速我々も並んでみることに。
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こちらが購入したお弁当です。食べる場所がなかったので帰りのバスの中で食べることにしました。
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この骨付き鶏肉のなんと大きなことよ。匂いを嗅いだだけでもう味は間違いないなと本能的に分かりました。お肉にかぶりつくと、ご飯が進む濃いめの味付け。お肉は柔らかしっとりで噛むごとに旨味が広がり、香辛料も程よくきいてアクセントをつけています。おかずの副菜もごはんのお供にぴったりで、このお弁当に惚れ惚れしました。お客さんがあんなに並ぶのも大納得です。
●台北の夜市を探検
台湾の観光で欠かせない夜市。我々は竹原氏と合流して、台北最大規模を誇る士林夜市(シーリンイエシー)へと行きました。地下にある食品街に本当はいきたかったのですが残念なことに改装中でした。。しかし、地上にもたくさんのお店が密集しているので目移りすること必至です。日本ではまずお目にかからない食材やどんな味なのか想像がつかないようなメニューがあったりで驚きの連続でした。
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台湾名物の臭豆腐を食べてみました。上にのっているのは鴨血でその下に臭豆腐が敷き詰められています。二瓶氏曰く、この臭豆腐は全然軽いですよということでした。もっとすごいものを食べたことがあるようで、これは序の口のようです。そこまで言う本物の臭豆腐とやら、気になるな。。自分も臭さに耐えられないとかはなく普通に食べることができました。むしろ鴨血というものが衝撃でした。これは何かというと、アヒルの血を固めたものです。国が変われば食文化も全然変わるものですね、鴨血とは、、、。インパクトありまくりな食べ物です。食べてみるとプルっとした食感で臭みはほとんどありませんでした。なんだか滋養がありそうだなという感じでいただきました。
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夜市を歩いていたら見つけた豆花(トウファ)のお店。豆花は豆乳をふんわりと固めた、台湾を代表するデザートの一つです。台湾に来たのなら、是非食べたいと思っていたので入店しました。
入口でトッピングを何にするかや、熱(ホット)にするか、冰(アイス)にするかを決めます。トッピングは様々な種類があって、大豆や緑豆などの豆類、寒天、タロイモ餅、タピオカなどから選んでいきます。
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とろけるように柔らかい豆花。口に含んだとたんに、控えめな甘さはすっと溶けていきます。その優しい味わいはどこか儚げ、、、あっという間に消えてなくなってしまいます。この刹那的な余韻がなんともいえません。トッピングの小豆や寒天などの甘さがその分引き立ちますが、しかし決して甘すぎるということはなく、バランスの良い甘さでした。
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夜市を後にし、ホテルのある駅へ戻ってきました。駅周辺を歩いていたら臭豆腐鍋のお店を発見。今日は臭豆腐と縁がある日なのでしょう、臭豆腐に引き付けられるように我々は入店したのです。気になったものはまずはとにかく食べてみる、大事。
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●台北最大の問屋街「迪化街(ティーホアチエ)」
滞在最終日となる3日目、我々は「迪化街」へ行きました。迪化街は、調理道具や食器類、漢方薬、お茶、乾物、布類などの問屋が集まる地区です。
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向かう途中に油飯(ヨウファン)を売りにしているお店があったのでここで朝飯を。油飯とは、もち米を使った台湾の伝統料理になります。米を炊く前に油で炒めてから、醤油や出汁で風味を付けて、具材とともにせいろで蒸し上げます。名前からイメージするほどの重さは全くなくて油っこさはありません。
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こちらは肉圓(バーワン)と呼ばれる料理です。どんな料理なのか予備知識無く食べてみたのですが、なんといってもぷにゅもちっとした弾力にまず驚きます。和菓子のういろうのような強めのモチモチ感があり、その中にたっぷりの肉餡が詰まっていました。日本のお餅とは異なる、まさに新感覚ともいえる朝飯でした。
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迪化街近くには市場があり、目を引くお店が建ち並んでいました。そして、ここのお肉、こんなビジュアルだったら食べないわけにはいきませんね。
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いろんなお店に目移りしながらも、目的地の迪化街へと到着。歴史がある問屋街のようで、ノスタルジックな雰囲気がありました。多種多様な専門店が並んでいて、さすが台北最大規模です。
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迪化街の中に市場があり、すごい行列ができているのを見つけました。何だろうと気になって先頭まで行ってみると油飯のお弁当を目当てにみんな並んでいるようでした。昨日食べたお弁当の美味しさが思い出されて、我々も並んでみることに。
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こちらが並んでゲットしたお弁当。なんといってもどかんと大きな鶏肉が主役の油飯です。鶏肉は焼き加減が絶妙で、噛むとほろりと簡単にほぐれて肉汁がじゅわっと溢れてきます。旨味、香り、食感いずれも申し分なく、食べる幸せに浸りながらお肉をいただきました。
このお弁当、並んでいる人は地元の人だと思いますが、こじゃれたお店に入らずとも、こんなに美味しい料理が溢れている台北の街。こうゆうローカルなお店にこそ地元民が慣れ親しんだ美味しさがあり、これからも変わらずに愛され続けていくんだろうなと、肉を齧りながらそんなことを考えていました。
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迪化街を離れて別の場所へ移動中、カレーのお店があったので台湾のカレーは何か違うのだろうかと思い試しに食べてみました。ですが、味は日本で食べるカレーとほとんど変わらないシンプルなカレーでしたね。辛さは後からしっかりと効いてきました。
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●台湾人の温かい心に触れることができた旅
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台湾の食事は、本当にどれも美味しいものばかり。同じアジアの国でも全然調味の仕方も違いましたが、口に合わないものは皆無でした。滞在3日だけでどれだけ食べたのか計り知れないくらいです。あれこれ食べて体重を気にしつつも、好奇心が刺激されっぱなしで、またすぐにこれ食べようあれ食べようとなり、カロリーの過剰摂取もここまでくるともう吹っ切れてしまいましたね。。体重は頑張って落とさねばです。
散々食べて、お腹周りも増した今回の台湾旅行ですが、料理と同じくらいに印象に残っているのが台湾の人々の優しさです。道中、幾度となく台湾人の純粋な心に触れることができたことか。羅東の駅員さんや珈琲屋の店主の他にも、駅で迷っていたら若い女性がやってきて「どこまで行きたいんですか」と声をかけてくれて、さらにその行きたいところまで連れていってくれたり、カフェに入って隣のお店が営業しているかどうか聞いてみたら、店員さんがわざわざそのお店に電話して確認してくれたりと、短い滞在でも、出会った優しい心をあげると数知れずです。
台湾に来てよかったと何度も思いました。そのような出会いが、仲間と共に過ごす台湾旅をよりかけがえのないものにしてくれたのは言うまでもありません。台湾人の一つ一つの気遣いや優しさはずっと僕たちの記憶に残り続けるし、思い出の真っ先に浮かんでくることと思います。
台湾、本当にありがとうございました。今度はもっと長い時間滞在して、台湾の色んな魅力に触れてみたいです。