会社員の良さを体感したことありますか?
以前のノート投稿で、
リースバック物件の購入を決断
したことについて
触れさせて頂きました。
その際に、
すでにリースバック物件を
保有されている方からご連絡頂き、
貴重なアドバイスなどを
お示し頂けて、
本当にありがたかったです。
やはり、経験あっての言葉には、
安心感を抱きます。
不動産に限りませんが、経験者の
話には、机上の空論ではない
価値を感じます。
あなたも、
お仕事など含めて、他の方にはない
「価値」を必ず持ち合わせて
いらっしゃるはずです。
その強みは、必ず誰かの助けに
なりますから、大切にして下さい。
私も、
区分マンションや不動産投資、
運用含めたお金関連での経験値を
活かしながら、価値を提供できる
人間であり続けられるように
努めたいと思います。
さて、少し前置きが長くなって
しまいましたが、
そのリースバック物件の
購入に際して、私は融資を
利用することにしました。
リースバック物件に対して、
金融機関は、かなりマイナスの
評価をしている所が多いことも、
今回の購入経験を通して知りました。
そんな向かい風の状態では
あったのですが、
不動産会社さんの取り計らいや
私が過去に融資取引をしていた
経緯が履歴として残っていたこと
などもあり、今回の購入に際しても、
前向きに検討頂ける金融機関を
見つけることができました。
ローンのない、
ワンルーム物件を1つ、
共同担保で提供するという
条件はつきましたが、
私としては、納得感のある条件で
融資を検討頂けることとなり、
ホッと胸をなでおろした所です。
その金融機関との取引は、
面談時に確認した所、
2016年が最後だったと
言われました。
当時は、私も会社勤めの立場
でしたが、2010年頃から
2016年くらいにかけて、かなり
お世話になっていたので、
当時の実績が今回につながった
ことも勘案すると、
「あの時、お金を借りて、
取引しておいて良かったなぁ・・」
ということを感じたりしました。
融資を使わないで済むなら、
それで済ませた方が安心感がある
という想いも分からなくはないです。
ただ、借りた実績、毎月コツコツと
返済した実績を作っておく
というのも、こういう時に
役立つのだな、と改めて感じ、
「当時の自分良くやった」と言って
あげたいとも思ったりしました。
そんな経緯などがある中で、
先日、融資の面談に
足を運んできました。
納税証明書や通帳、証券会社などの
金融資産残高の提示など、
求められた書類提出を行い、
軽いヒアリングくらいで
終わるだろう、
と私はたかを括っていました。
ところがどっこい、すんなりと
終えて頂くことはできず、
まさかの1時間強、
審査の面談ということで、
時間をとられてしまいました。
今回の物件を購入するに至った
経緯や理由。
今までの不動産投資、賃貸業の
経歴や考え方など。
つまり、どんな姿勢で取り組み、
今回の物件の購入を決めたのは
なぜなのか?という流れに、
一貫性があるか、のような部分を
ヒアリングされたように感じました。
ただ、それ以上に突っ込んで
いろいろと聞かれたのが、
私の本業である、
ファイナンシャルプランナー
としての個人事務所の
営業に関してのこと。
事務所の設立以降の経緯から、
今年の今までの売上や
12月までの見通しや内容など、
広く根掘り葉掘り聞かれ、
1時間強の面談が終わった時には、
久々にグッタリとしてしまいました。
まさか、あそこまで
色々聞かれるとは・・・
8年前くらいに取引させて
頂いた時は、源泉徴収票を提出し、
勤務先の事業内容などを聞かれた
くらいだった(と記憶している)
ので、その時との大きな違いに
驚いたというのが、正直な所です。
金融機関としても、
コンプライアンスなどが声高に
叫ばれるようになり、融資の取引に
当たっての確認点などが、
以前よりも増えて、厳しくなった
のかもしれません。
ただ、その点を差し引いたとしても、
会社勤め時代に申し込んだ時と、
自営業になった今申し込んだ時の、
面談での扱いの差が、あまりにも
大きいな、ということを
感じたのは、偽らざる事実です。
あなたも、不動産投資、
賃貸業で融資を受けた経験が
あるかもしれません。
会社にお勤めで、不動産会社が
提携関係にあるような金融機関を
利用されているのであれば、
おそらく面談のようなことさえ、
なかったかもしれません。
源泉徴収票や既存の返済予定表を
提出するくらいで、
あとは本人確認の電話に応対する
くらいだったかもしれません。
ただ、それが融資を受ける際の
スタンダードだとは
思わないで頂きたいです。
今回の私のように、
1時間強など時間をかけて
面談されて、融資を申し込む
というのは、
事業資金の借入としては
多いケースです。
金融機関の窓口に出向かずに
融資を受けられたり、
足を運んだとしても最低限
ということが可能なのは、
あなたが会社員の立場
であることが、大きく寄与
していると捉えてください。
今回久々に融資の審査、面談を
経験して、
「お金を借りる時だけは、
会社員に戻りたい・・・」
という想いになったりもしました。
リースバック物件という
金融機関からは、融資に対して
慎重になる物件だったということも
あるかもしれませんが、
それを差し引いても、
会社勤めの立場と、
個人で独立自営をいている立場では、
金融機関からの「信用」という面で、
大きな差があることは否めない事実です。
不動産投資、大家業を行いたい
と思うなら、そして、
融資を活用しながら行いたい
と思うなら、会社に勤めている内に
行った方が良い。
会社員という立場を、いい意味で
うまく利用して行う方が良い。
最後に原点のようなこの事実を
最近の実感をもって
お伝えしながら、今回の
筆を置きたいと思います。