初めて不安な卒業シーズン
卒業シーズンになってきている。僕も大学4回生なので卒業を意識するように最近なってきた。ただいつもの卒業の時のような感覚とは違う。社会人になるのだ。学生ではなく、一種の大人という存在になるのだ。
今までは新しい環境で友達出来るかな、高校や大学はどんな授業なんだろうといった楽観的な悩みばっかだった。
僕は4月から社会人、今回は今までと全く違う。悩みもなんだか悩みというよりは不安の化け物みたいなものだ。小中高大と16年間も学生をしていたんだ。そりゃ不安になるだろう。簡単に学生気分は抜けるものではないと自分の不安を正当化してしまう。
何かのニュースか記事で見たが自分が考える不安事の90%ぐらいは実際には起こらないらしい。そんなことを聞くと心配している自分がバカらしく思える。勝手に大人や社会に出る不安を考え、妄想し怖くなっている。実際にはほとんど起きないのに。
大人になる不安、社会に出る不安は確かにある。だがこの投稿を書いていて思ったのは、僕は不安が強いというよりは今までの学生の楽しさが大人になることで減っていくことが嫌なのだろう。
こんな風に言うと大人は楽しくないという前提のようだ。そんなことはないと思う。大人の人でも楽しそうな人や幸せそうな人はいる。
仕事が充実している、趣味があり休日を楽しく過ごしている、仕事が終わると家には子供や奥さんが待っているといった色々な楽しさや幸せの形がある。
大人には大人の楽しさがあると思う。
僕はたぶん今まで通り会っていた友達と離れたり、夜中から朝までアホみたいに遊んだり、大人よりはお金はないけど時間はある学生の時間が無くなることが嫌で寂しくなっている。今までの生活や環境がなくなっていくことが寂しくてたまらないんだ。
学生って一瞬で、でも濃い多くの思い出があってかけがえのない時間だった。正直後悔はない。自分なりに本気で楽しんで本気で過ごしてきた。だからこそ寂しくなっている。でも寂しがっていてもしょうがない。
次の社会人という新たな環境でも90%は起きないとされている不安事なんて考える時間もないくらい本気で毎日挑んで本気で楽しんでやろう。