Review#11:マジック・トランプ史 (和泉圭佑)
今回は、洋書でもトリックを解説した本でもありません。ひと味違う、そして非常にユニークなテーマの本です。それは、『マジック・トランプ史』。知的好奇心が満たされ、読後の満足感のも高い本でした。
ここで一つ、念のために伝えておきたいことがあります。私自身はデック蒐集家でもないし、詳しいわけでもありません。「フォンテーン、なにそれ?」という程度には無知です。ただ、「ジェリーズナゲットのモダンフィールは好き」くらいのことは言えます。まぁ、それくらいの程度です。従って、この本の内容の真