オンラインでマジックショーするぞ9
~結局ブルートゥースイヤホンって不安定~
最終的に有線イヤホンにたどり着くまでの格闘
最初は「マジックをするのにコードが邪魔だから」という理由でブルートゥースイヤホンを使うことにしました。ゲーミングセットという選択肢もあったのですが、私自身だけのこだわりで(本来こだわりとは、そのために良くない傾向になることをいうのですよね)耳を大きく覆うタイプのヘッドホンも使いたくなかったのです。ピエールは「ひげを描いた顔」が特徴なのです。顔の横に大きなヘッドホンが付いているのはいやだったのです。そのため早い段階でゲーミングヘッドセットは採択しませんでした。おかげでこのブルートゥースイヤホンには悩まされましたけど。まずOBSソフトを立ち上げる前にイヤホンを起動しておかないとモニタリングできないのです。シーンの作成時には配信をしないためコード付きのイヤホンで作業を進めるので間違いなくモニタリングできるよう作ったはずが本番の配信ではこの順番を間違えると無線イヤホンでは音楽が聞こえてこないのです。。何が間違ったのかと焦ることが多かったですね。実はZOOMは(OBSと異なり)配信の途中でイヤホンを起動してもそのブルートゥースを拾ってくれるのですが、それがかえってややこしくなる原因でした。イヤホン、OBS、ZOOMの順に起動しないといけないとわかりました。また、ZOOMのスピーカー(マイクマークの右にある「Λ」をクリックするとどこから音声を出すから選択できる)をブルートゥースイヤホンに設定しておかないとお客様の声を聴くことができません。一度は配信の途中でお客様の声が一切聞こえず、画面の映像のみを頼りに配信続けたことがありました。残念ながら配信中にブルートゥースが途切れてしまうと、再度この順番で起動しなおす必要があります。つまりイヤホンの電源を入れなおしOBSを立ち上げZOOMに入る。これはすなわち配信を一度停止してお客さまにお待ちいただくことを余儀なくされるわけです。しかもそのためにはお客さまの誰かにいちどZOOMのホストを代行してもらう必要があるのですね。。これはもうあってはならない失敗だ。
ブルートゥースってさあ、、
残念ですが、ブルートゥースイヤホンは良く途切れます。充電を目いっぱいしておかないと心配ですし、スマホとの繋がりを切り忘れパソコンと全く繋がってくれなかったり。随分後になってからのことですが「ブルートゥースはWi-Fiともぶつかってしまうので仕事で(=トラブルを極力避けるべき場面で)ブルートゥースを使用するのはまだまだ技術的によろしくない」とR&Bの歌手である清水翔太さんからTwitterで直接教えていただきました。いやーカッコイイ男っているのよね。確かに40回以上配信を続けた中では、カメラトラブルより音声トラブルの方が多かったです。
配信を始めて一年がたった今、結局有線イヤホンを利用することにしました。コードが演技の邪魔にならないよう3メートルのコードをもったイヤホンをパソコンにつないでおきます。椅子に座った状態でお尻の下を通すように設置し、背中を通って首の後ろからイヤホンを耳に填めます。このままではしばらくするとイヤホンの自重で外れてしまうので衿の後ろにクリップをつけコードを固定します。固定する長さを間違うと首を左右に振った際にイヤホンが引っ張られ外れてしまうので調整は必須です。この時使っているクリップはこれです
一年近くいろいろ悩んでおりましたが、「ひょっとしたらブルートゥースイヤホンが配信中に途切れてしまいお客さまの声が聞こえなくなってしまうかもしれない」と不安要素を抱えながら始める配信と、「見た目は耳からコードが出ていて恰好良くないかもしれないけれど有線だから途切れることはない」と安心して始める配信。
プロとしてどちらを採用するは、初めから明らかなのでした。
静音マウスってのがありまして
ついでにお話をすると、音声について勉強しているうちに気になったことが、コンピュータ周辺機器のマウスのカチッというクリック音。シーンの切り替えや、画像の表示、参加者のミュート操作など、配信中にマウスを操作することは当然たくさんあってカチカチとあの音が気になったんですね。特にトラブルが起こってしまうとカチカチうるさくなることは必須。でも「カチッ」というマウスのクリック音を消す設定が見つかりませんでした。なぜかというと当たり前なのですが、クリック音というのはパソコン内で鳴っているわけではなくマウスという機器が実際にカチッと鳴っているから、それをマイクが拾っているから。なんですね。なので設定で消せる音ではないんです。
でもやっぱりうるさい。。するとおんなじことを昔に考えた方がいたのでしょうね。すでに静音マウスというアイテムがあると知りました。そもそもマウスというのはしっかりクリックしたかどうかを人間にフィードバックするためにカチッと音がするようにできているらしく、その音を極限まで小さくしたマウスがあるのだそう。早速買ってみると、流石!マイクがクリック音を拾いません。だって小さな音だもの。これで配信中にマウスをクリックしてもうるさくない!
巨人の方に乗るというのはこういうことだなあとつくづく思います。
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