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オンラインでマジックショーするぞ10

~BGMをお客様に届けるのは結構厄介だった~

マイクの音声は意外とすぐに理解できた

マイクはUSBで繋がります。ZOOMを開くと「マイク」の中につないだコンデンサマイクが表示されるので選択するだけ。マイクマークを押せば一時的に自分の声をミュート出来ますし、マイクについている音量を絞ってもミュートと同じことができます。ついついこのボリュームを上げ忘れてしゃべってしまい視聴者に声が届かないことがあるのですが、慣れると癖がつきますからミュートより良いと思います。ラジオのDJみたいですね。OBSの音声ミキサーの欄にマイクの音量を調整できるようになっているのでできるならここを調整して視聴者にどの程度の音量で聞こえるかチェックしてほしいところです。

BGMが聞こえていない?

実は配信にとって音声はとても大切なのですが、ZOOMとOBSの組み合わせは理解できるまではとても難しく感じます。配信者の自分に音楽が聞こえるかどうかと視聴している観客に聞こえているかどうかは別の話なのです。ましてマイクに向かってしゃべる声とBGMとは別の考え方で配信してゆかないといけません。そもそもZOOMは会議アプリ。その場で再生しているリアルな音楽をマイクで拾っても「声」を優先するために音楽はノイズとして除去するように働くのです。

せっかく決めたシーンごとのBGM。マジックごとに何曲も割り当てたのですが、設定したはずの曲が聞こえてきません。いろいろあちこち検索して判ったのはOBS内で鳴っている音声を自分に聞こえるよう「モニタリング」しなくてはいけないということ。さらにはそれを「出力」しなくては配信できないということでした。この記事などを読んでみてください。詳しすぎて頭が痛くなりそうですが。OBSから出ている曲はパソコンの中で鳴っています。
それをモニタリングしつつZOOMで配信しなければならないのです。

「パソコンから聞こえてくる曲をマイクで拾って配信する」ということはやめましょう。ダメではないですが、上記のようにZOOMは音楽をノイズとして除去しようとしますし音質も悪くなります。
OBSで出力してパソコン内でなっている音楽をZOOMで「共有」するのです。これはZOOMで設定します。ZOOMの下にある「(緑色の)共有」⇒「詳細」⇒「コンピュータの音声のみ」⇒「(青色の)共有」と押すことでパソコンの中で鳴っている音楽を視聴者に聞かせることができます。

ってことは効果音も!

音楽を視聴者に聴いてもらうにはパソコン内で鳴っている音をZOOMの共有機能を使うとできる。ってことは効果音も取り入れられるってことです。以前紹介したATEMminiといったスイッチャーを使うのも手ですし、もちろんOBSのシーンにすべての効果音をシーンのソースとして組み込むことも可能ですがもっと簡単に効果音を鳴らすことができます。

これは 配信をしているユーチューバーさんたちには有名な
効果音のポン出しというものがあります。私はブラウザをグーグルクロームで行っていますが、ZOOMでマジックショーをする際、このサイトで作った自分用の効果音ポン出し画面を(表示設定25%という最小にして)配信するノートパソコンの画面の端に置いておきます。(下写真)ここにカーソルをもっていって数字のテンキーを押すと、自分が設定した効果音をマジックに合わせて鳴らすことが可能になるのです。この音は当然パソコン内で鳴っていますからBGM同様ZOOMの共有機能で視聴者に届けることができます。マジックが成功するたびに「ワーワー」「ドンドンパフパフ」と鳴るのは楽しいです。

無題

エアコンは切ろう!

意外と見落としてしまうのが、室内のエアコンの音です。人間の耳はこういった音を脳内でないものとして処理するのですが、マイクは必ず拾います。配信中はエアコンを切る方が無難です。実際に「ゴーー」という音が配信中ずっとなっていたなんて失敗をしてしまった若手マジシャンがいます。気を付けましょう。(でもね。チャレンジしなきゃ失敗すらできないのよ。失敗するのを怖がったらチャレンジなんて絶対できないのです。だから失敗ができたその若手マジシャンはほんとは立派なんです。)

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