群盲、象を評す
おはようございます🙏
マジック説法の裕径です。
本日はインドの寓話のお話です。
「群盲象を評す」
全盲(目が見えない)の人たちが集まり、
象とはどのような生き物かを話し合う
みな目が見えないので、
触れる事でその生き物の姿を想像する
すると
鼻に触れた者は
「象とは長細い生き物だ」といい
耳に触れた者は
「扇子型の生き物だ」と言った
牙に触れたものは
「固く鋭い生き物だ」と言い
足に触れたものは
「大きく太い生き物だ」と言った
同じ生き物であるにもかかわらず、
一人一人大きく答えが違った
というお話です。
それぞれの答えは全て
間違いではありませんが、
完全に正解とも言えません。
物事の本質を見極めるためには、
1つの特徴だけではなく実際に、
目で見て、音を聞いて、
香りを嗅いで、舌で味わい、
身に触れることで、
初めて全体像をつかめてくるもの
であるということを、
物語を持って教えてくれる
とても面白い寓話です。
知らず知らずのうちに自分の
視点のみで物事を
判断していることがあります。
当たり前のことを振り返り
様々な角度から考えることも時に
大切なのかもしれません。