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2025年度共通テスト「情報Ⅰ」各大学の取り扱い

2025年1月に実施される共通テストでは、新教科「情報」を加えた7教科21科目へと再編されます。2022年度高校入学生から、新学習指導要領がスタートしており、この学年から新体制での共通テストによる受験が始まります。

さて、令和7年度(2025年度)共通テストにおける「情報Ⅰ」について、各大学で取り扱いが異なります。①点数化しない国立大学、②国公立の違いについて確認します。

1.点数化しない国立大学

  1. 北海道大学

  2. 香川大学、徳島大学

  3. 東京科学大学(旧東工大)

北海道大学は、道内高校の情報専門教員不足から、受験生に不公平が生じることに配慮したものと思われます。ただし、令和8年度(2026年度)入試から、情報Ⅰを取り扱う方針が出されました。

香川大学と徳島大学は、2025年度については、新・旧課程が混在していることへの配慮です。

東京科学大学は、共通テストは足切りのみで使用して2次試験時の合否決定には使用されません。一般選抜は前期日程のみになります。

2.2025年度入試「情報Ⅰ」国公立の違い

・情報Ⅰ必須:国立97%、公立44%。
・他教科との選択:国立3%、公立38%
・利用しない:国立0.5%、公立18%

https://www.keinet.ne.jp/exam/2025/point/kamoku_k_joho.pdf

個別試験での配点割合については、傾向に大きな違いはありません。

2025年度入試では、新旧課程の移行期間であるため、情報Ⅰに関しては各大学の対応が大きく異なるところに注意が必要です。