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【数学】積和和積の公式(覚えてはいけない)
対象:定期試験以上
今回は三角関数の 積和・和積の公式 についてです
覚えるのが大変 という人もいるかと思いますが
覚えるものではありません
前提として 加法定理を覚えていること とします
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まずは 積和の公式からです
こっちは教科書通りです
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公式の証明 としていますが
実際の計算では この証明の手順をとります
つまり 公式を覚えるのではなく この手順を覚えるということが大事です
とはいっても 「これが出てくる加法定理は・・・」
と考えるだけですね
慣れないうちは 加法定理を2つ書いて 実際に足し引きしましょう
慣れてくれば 加法定理を書かなくてもできるようになります
次は 和積の公式 こっちが問題となる生徒が多いです
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和積の公式も 積和の公式と同様で
この証明自体が 実際に解答作成のときの手順となります
(教科書の証明とは異なります)
一番のポイントが 赤字で示してある
「AとBの平均を考えて変形する」
という部分です
この第1歩さえできれば あとはつじつま合わせの$${\dfrac{A-B}{2}}$$は共通して出てきて
その後は 加法定理を用いて整理するだけ です
実際に練習してみましょう
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赤字で書いた部分だけです 「平均を考えろ」です
これも慣れてくれば 徐々に省略できるようになります
和積の公式? 使っていません
加法定理で整理しただけです
次の形で書かれていれば 誰もが加法定理を使いますよね
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というわけで 積和・和積の公式 についてでした
覚えてはいけない公式です
実際 私もまったく覚えていませんが
問われれば 積→和 和→積 の変形をすることができます
語呂で なんていうのもよくありません
そんなものは一切不要
覚えるなよ~ 覚えるなよ~