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【数学】円順列・同じものを含む順列
対象:定期試験以上
円順列と同じものを含む順列を理解しましょう
![](https://assets.st-note.com/img/1690436668651-iAd4qpzmxh.png?width=1200)
一列に並べる順列と異なり 円順列では円形に並べることで
回転して同じものが出てきてしまうので
それを防ぐために「1つを固定して考えよう」ということでした
1つを固定することにより そこから右回り(または左回りに)座席に番号がつくことになるので 残りの$${n-1}$$個を番号のついた座席に一列に並べるのと同じです
これが $${(n-1)!}$$ ですね
円形に並べるといっても 席に番号が付いていたりで
席が区別できる場合には たんなる順列となります
![](https://assets.st-note.com/img/1690436683136-YNFufdwqvI.png?width=1200)
一方で $${n!}$$ と計算してしまうと
実は円順列として1通りの並びを $${n}$$通り と数えてしまっているので
数えすぎを解消するために $${n}$$で割る
すなわち $${\dfrac{n!}{n}}$$通り となります
こちらは いったん数えた後,数えすぎを調整 ということで
当然 値は同じですが考えていることが少し違います
さて 次は同じものを含む順列です
![](https://assets.st-note.com/img/1690438677487-ZiHLFmb8cB.png?width=1200)
同じものを含む$${n}$$個のものの順列を $${n!}$$通り
と計算してしまうと 数えすぎています
それを解消するために $${p!}$$や$${q!}$$などで割っています
一方 次の表現もありました
![](https://assets.st-note.com/img/1690438695186-32vpYY6kr1.png?width=1200)
これは$${n}$$箇所の場所をまず用意して そこに文字を入れていくという考え方です
$${n}$$箇所の場所のうち まず$${p}$$個あるものを入れる場所を選ぶと
$${{}_n{\rm C}_p}$$通りの選び方があり
残りの$${n-p}$$箇所の場所から $${q}$$個あるものを入れる場所を選ぶと
$${{}_{n-p}{\rm C}_q}$$通りの選び方があり
と続いていきます
二項定理の二項係数は この考えを用いてますね
以上 カンタンではありましたが
円順列 と 同じものを含む順列 を確認しました
いずれも とりあえず公式のような感じですが
理解すれば自然と出てくるもの ということになります
いずれの場合も2通りの表現があり それぞれ大事だといった次の考えによるものです
![](https://assets.st-note.com/img/1690459561083-6FNA0BPUL6.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1690459666040-GG5EExqvwr.png?width=1200)
今回は以上です