【数学】弧度法・扇形・弓形
対象:定期試験以上
今回は 弧度法と扇形の面積 弓形の面積 の確認です
この定義がすべてであり
弧の長さが1.5なら 中心角は1.5rad
弧の長さが$${\dfrac{\pi}{5}}$$なら 中心角は$${\dfrac{\pi}{5}}$$rad
つまり
360°というのは約数が多く分割しやすいので一周を360°にした
とかなんとか
それだと微分積分で都合が悪いので 新たに弧度法という概念を定義しました
半径が$${r}$$の場合には 定義の図を$${r}$$倍に相似拡大すればよいだけなので
次の関係が成り立ちます
次は扇形の面積
中学校のときの扇形の面積公式の表現を変えたものです
無意味に覚えようとするなら むしろ覚えない方がよいでしょう
その場で即座に作れますから
最後に 弓形の面積 です
「弓形の面積 = 扇形の面積 - 三角形の面積」
という単純なもので 扇形の面積が弧度法表現に変わっているだけです
公式自体は 覚える必要はありません
覚えておくべきことは 弓型の面積が具体的な数字で求まるには
中心角$${\theta}$$について$${\sin \theta}$$の値が必要である
ということです
すなわち 弓形が出てきたら 扇形の中心角が$${45°,60°}$$等の都合の良い角度になっていないかすぐ調べよう ということになります
もちろん$${\theta}$$を用いて表せ のような場合もありますし
$${\sin \theta}$$の値が与えられている場合もありますが。
理系においては 数学IIIで例外が出てくるところがあります