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7/3 mon. 弱点に目を向けるとは

相手の弱点を攻めるという意味ではない。
あくまでも、今日も自分の内面に目を向ける。
そのための時間を確保すると言うのは、とても贅沢なことだと感じる。
本来なら、その時間を確保できるような働き方でなければならないと強く誓う。


「弱点に目を向ける」の意味


組織の人数が少ないほど、個々の弱点は露呈しやすい。

人数が多ければ弱点をカバーしてくれる人がいるので、個々の長所を生かした戦い方ができる。
逆に少ないと、弱点は薄まることなく強調されてしまう。
個々がカバーできる範囲には限界がある。
また、人間同士の関係性が緊密になるので、悪いところも目につきやすい。

これらは私がさまざまな会社で働いた経験に由来するが、小規模な組織であるほど個々の弱点は露呈しやすく、それを補う工夫が求められるのは間違いない。
おそらく多くの人にも実感があるのではないだろうか。


日記を書くにあたって、まず私は自分の弱点と向き合う事にした。
しかし、自分のことは本当にわからない。
なぜだかわからないが、何がダメなのかわからないのである。
はっきり言って、私は、自分の弱点と向き合うことが苦手だ。
弱点は、向き合う事ができないから弱点なのだ。

そして夫婦は2人なので、より弱点が露呈しやすくなることになる。
必要なのは関係を健全に保ちながら、お互いの弱点を受け入れるということだ。
そして、お互いをサポートできれば良い。
そして自分の弱点を自分で埋めようとするのではなく、相手の弱点をサポートするという考え方が私にはしっくりきた。
自分の弱点を埋めることより、相手の弱点をサポートしている方がなんだか充実感というか喜びが大きい感じがするのである。


サッカーと同じ


最終ライン(ディフェンダー)をやっていた経験からか、私には自然と「カバーリング」の意識が身についている。
カバーリングとは、味方がいないスペースを埋めたり、相手との1対1で突破された後に(結果的に突破されなかったとしても、突破される可能性を見越して)支援に入ることを指す。
最終ラインでの味方のミスや相手の突破は即失点に繋がるので、ディフェンダーはリスク管理のためのカバーリングの意識が強い。

これと同じである。

カバーリングには次の要素が必要となる。
・味方とのコミュニケーション:声の掛け合いで意志を統一する。後方にいる人間が、前方の味方の動きを指示して仮に突破されても自分でボールを回収できるようにする。わざと一方向に相手を誘導することもある。
・戦術理解:これ以上いかれたらヤバい、ここはまだプレッシャーに行く必要はないなどのチーム戦術が予め設定されていると意思統一がスムーズである。
・特徴の理解:チームメートがどんなプレーが得意で、どんなプレーが苦手かを理解していると、動きや展開を予測しやすい。

キーワードとしては、声の掛け合い・指示・戦術統一・展開予測。
日常生活でもうまく使えると、1段階レベルの高いリスク管理が可能となる。
ディフェンダーとしては先の展開を読み切った上でボールを奪えると「してやったり」という感じだし、また守備から攻撃への切り替えがものすごく早いので、カウンター(つまり、得点のチャンス)につながりやすい
味方との意思統一は大事で、連携して守備をすることの大切さは身に染みている。


夫婦生活にどう活かすか


この考えに至ってから、結局、私はお互いに長所を生かすような関係が幸せでないかと思うのだ。
相手のために自分が我慢するよりも、相手の長所と短所を理解して(それを必ずしも相手にわからせる必要はなくて)それとなくサポートしてあげれば良い。

時には後方から指示してあげる。
予め戦術は統一しておく。
次の展開を予測する。

後方の人間としてはサポートできただけでも充実感があるし、それで相手に感謝されたりなんかしたら儲けものだ。

ちなみに、前方の人間としては自分が突破されたとしても後方がうまくカバーリングしてくれると、突破されたことは全く気にならなくなる。
自分の弱点が、実は長所だったかのように錯覚することすらある。

ぜひ明日から実践してみようと思う。
言葉は悪いが、ゲーム感覚かもしれない。
しかし、長所は良いとしても相手の短所を事細かに調査するというのは、捉えようによってはものすごく感じの悪い所業に見える(笑)

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